スポットライト 世紀のスクープ

キリスト教徒以外の日本人にとって、キリスト教というのは、理解しづらいところがあります。
カトリック教会で、神父が子供に対する性的虐待を行ったという事実は、知らない人も多いです。
2001年にボストンの新聞『ボストン・グローブ』がその事実をすっぱ抜いた衝撃的なニュースを知らない日本人も多いです。
僕も知りませんでした。

アカデミー作品賞を受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』を観てきました。
本作はまさにその事件に関するドキュメンタリータッチの映画です。

衝撃的な事件ではありますが、映画の方は意外に淡々としている感じでした。
実力派の俳優が揃っているものの、華やかさはありません。
過剰な演出もありません。

それでも、2時間以上を退屈させずに見せてくれますので、裏側で構成や演出に細心の工夫が凝らされていることが分かります。
観ている人は、それに気づかないくらい、計算されていると思うんですよね。
アカデミー作品賞は、そういうところが玄人受けしたんだと思います。

でも、日本の映画ファンにとってみると、テーマは縁遠く、見て面白い作品かどうかはわからない。

作品を観られた方は、下記の町山智浩氏の解説を読むと、非常に勉強になります。
町山智浩 映画『スポットライト(Spotlight)』を語る

まあ、僕としては、アカデミー作品賞に相応しいのは『レヴェナント 蘇りし者』の方だと思います。

最期にひとつ。
この事件に関して、神父の側から描いた作品もつくって欲しいなあ・・・と思います。
 罪の意識に苦しむ神父の苦悩
 事件が発覚した後、隠ぺいを試みる神父の心理
etc.
そんな作品が見たいですね。


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