労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です

リタイア後の究極の目標として、エベレスト登頂があります。

そんなわけで、『エヴェレスト~神々の山嶺~』を観てきました。
エヴェレスト 神々の山嶺

実際のところ、前売り券が安く入手できたというのもありますが・・・

ネパールは一度行ったことがあり、ヒマラヤ山脈の入り口(?)であるダンプスを1泊2日で回ったことがあります。
このルートはトレッキングコースくらいの感じですけどね。

さておき。
映画を観ていて、カトマンズの街並みやヒマラヤ山脈の風景が美しく、旅した時のことが懐かしく思い出されました。
前半は失踪した天才クライマー羽生丈二(阿部寛)と、その足跡を追う山岳カメラマンの深町誠(岡田准一)のドラマがスリリングで引き込まれました。
阿部寛、岡田准一の演劇も素晴らしかったですよ。
特に、阿部寛は円熟の域に達しつつあるなあ、と思いました。

ところが、後半に入ると、「感動させよう」という意図が空回りしている感があって、盛り上がりにうまく乗れないままに終わってしまいました。

5000メートル級でのロケは、さすがに迫力はありましたが・・・

やはり、後半の演出というか、構成が甘かったと思いますね。
もう10分くらい長くして、人間関係を丁寧に描くとかすれば、もっとよくなったと思いますよ。

同じことは、『海難1890』でも感じたことです。

ハリウッド映画は、どのタイミングでどういう盛り上げ方をすればよいのかというのをすごく計算してシナリオを作っているらしいですが、そういう意味では、スケール感も構成もハリウッド映画には及ばなかった感じですね。

日本映画は「感動大作」「エンタメ大作」みたいな領域では勝負しない方がいいんじゃないかと思いますね。

『るろうに剣心』シリーズはイイ線行っていたとは思いますが、監督の大友さんはハリウッドで学んでますからね・・・

現在でも、是枝裕和、岩井俊二、園子温みたいな日本映画独自の世界を切り拓いてきた人たちがいますが、彼ら、あるいは彼らの作品のスタイルが日本映画メインストリームになるべきだと思います。

ちなみに、夢枕獏の原作は評判良いみたいですね。
原作から多くのことが抜け落ちているという批判もありますが、映画は2時間という時間に収めないといけないので、やむを得ない部分はあると思います。
ただ、どこを残してどこを捨てるのか、新たに加えるのをどこにすべきかということをしっかり考えないと、小説の劣化版になってしまうんですよね。


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