**多少ネタバレあり**

遅ればせながら『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観ました!
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予定が入っていて、なかなか観れなかったんですよね。
どうせ長くやっているだろうし、わざわざ混雑している時に観なくてもよいだろうって思って後回しにしていたのもありました。
でも、いまでも結構混んでました。
やっぱり、大人気なんですね。

さて、映画の評価ですが、期待通りの面白さでした。

ただし、「期待通り」というのは、「スタ・ウォーズシリーズに相応しい水準である」ということ意外に、「期待を上回る驚きはなかった」ということも含まれますが。

初期3作(エピソード4~6)の後日譚として作られているだけに、初期3作の世界観、登場人物、メカ類が満載で、最初からのファンにとっては、タマらないところがあります。
簡単に言ってしまうと、初期3作の世界観とストーリーを、エピソード1~3の映像技術で見せているという感じです。

ストーリーも既視感がありますが、途中で「あれっ、こう来るか!?」というのはありましたね。

今回から、監督がジョージ・ルーカスから、J.J.エイブラムスに変わっています。
『ターミネーター』がジェームズキャメロンから変わった後は、キャメロンの劣化版しか作り得なかったわけですが、レベルダウンしていないという点では高く評価してよいでしょう。
一方で、『バットマン』では、ティムバートン版は超えられないと思っていたのが、クリストファーノーランが超えてくれましたが、そういう感じではなかったですね。

この怪物みたいなシリーズで、レベルを維持できただけでも評価すべきかもしれませんし、明らかに払った以上の価値を提供してくれる作品であるには間違いありません。

実際に観て、ルーカスの思いが少しわかった気がしました。
作品が一人のカリスマの「作家性」に留まらないほど膨張して、自分の手の内でコントロールすることができなくなった。
多くの制約の中、作品を作ることにガマンができなかった。

逆に、ルーカスがこの作品を自由に撮れていたら、もしかして、前シリーズの水準を超えるものを作ってくれたかも・・・という妄想もあります。
実際、初期3作と、次の3作では進化しているし、シリーズ内の3作を見ても、回を追うごとに進化しています。
そういう意味で、ルーカスを超えられるのはルーカスだけなのかもしれません。
まあ、その自由が与えられなかったから、ルーカスは降りたのでしょうが。

新シリーズが始まったばかりなので、今後に期待するとしましょう。

余談ながら『スターウォーズ』シリーズが凡百のSF映画と一線を画すのは、その多様性と深さにあると思います。
キャラクターやストーリーを取っても様々なネタがあります。
何より、この作品の世界を語る時、神話を持ち出したり、アーサー王伝説を持ち出したり、ローマ史を持ち出したり、精神分析を持ち出したり、いろいろな切り口から語ることができるんですよね。

<ここからネタバレします・・・!!>

今回は「父殺し」のテーマが濃厚に出ていました。

裏テーマとして、家族(3世代)の確執の物語として読み解いてみると、別の面白さが見つかるかなと思います。


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