休日なのに、雨ですね~

自宅にこもって、映画『恋はデジャブ』を観ました。

この映画、1993年の作品ですが、最近まで存在すら知りませんでした。
NHKの哲学番組(?)『哲子の部屋』で紹介されていて、興味を持っていました。

実際に観てみて、びっくりぽん!

アメリカ映画の中には、B級臭プンプンで、公開当初は話題にもならず、興業的にもヒットしていないという作品がたくさんあります。
そうした中に、驚くような隠れた名作があります。

僕にとって、『シザーハンズ』や『未来世紀ブラジル』はそういう作品です。

この『恋はデジャブ』もそういう作品でしたね。

ストーリーは、気象予報士フィル・コナーズが、、グラウンドホッグデー(原語の映画のタイトルでもある)というお祭りを取材するため、田舎町にやってきます。
ところが、取材が終わって、帰ろうとするけど、雪が降って帰れなくなる。
引き返して、その町に泊まるが、目が覚めてみると、同じ日が・・・

同じ日が延々と続きます。

ただし、フィルの記憶は残っているので、前日(?)を踏まえて行動を変えていきます。
最初は戸惑いつつも、何をやっても翌日はリセットされてしまうことに味をしめて、やりたい放題やりはじめる。
次第に、同僚のリタに恋心を抱いて、彼女を口説こうとする。
何度やっても失敗。
人生に意味を見いだせなかったフィルは自殺を図るが・・・
やはり翌日にはリセットされて、同じ日がやってきてしまう。

中盤あたりに、ホームレスの死に立ち会って、フィルに変化が生じます。
フィルは善意に目覚め、困っている人を次々と救いはじます。
この辺は、道徳啓発的な臭いが漂って、ちょっとどうかな???と思うところもありますが・・・

さて、そこから先は・・・

実際に観ていただければと思います。

予算は余りかかっていないと思いますが、発想と構成で全く飽きさせない作品です。
パッと見はチープなラブコメですが、「哲子の部屋」で紹介されるだけあって、人生に対する深い洞察が埋め込まれています。

・人は習慣に囚われていて、なかなか異なった視点から物事を見ようとはしない
・変化がないように見える日常も、自分次第でいくらでも変えることができる
・特に、人といかにかかわっていくかで、人生は変わる
・人はそれぞれの人生を背負って生きているが、他人はあまりそのことを気にかけない
・短期的な欲望を満足するだけでは、人は幸せにはなれない

言葉にすると、陳腐な教訓に見えてしまいますが、映画を観ていると、そういうことがスッと入ってきて、しっかりと心の中に留まっていきます。

前半にフィルがバーに入ってたまたま出会った隣りの男に、「つまらない毎日が繰り返される」というという愚痴をこぼしたところ、相手の男が、残り半分入ったビールのジョッキを示して言います。

「ビールがもう半分しか残っていないと考える人と、まだ半分あると考える人がいる。あんたは前者のタイプだな」と言います。

含蓄の深い言葉なあ・・と思いました。

フィルは、「まだ半分ある」という風に考えることで、現状を打開する方法を見つけるんですよね。

人生の半分が過ぎたいま、「まだ半分ある」と考えて、残りの人生を生きよう! と改めて思いました。

映画って本当にいいもんですね~(水野晴郎風)


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