センター試験も終わったようですね。
センター試験ってバカげた制度だと思いますが、日本の教育制度上、やむを得ないんでしょうね・・・
さて、本日は『海難1890』を観てきました。
明治時代のトルコの使節船の海難事故と、それを救うための日本人の献身、そしてさらに遥か後のトルコの恩返しについて描かれた映画です。
史実に基づいた作品です。
良い映画だと思いますし、過去にこういう出来事があったんだ!と勉強にもなります。
ただ、フィクションの部分のつくりがちょっと作為的な感じがしましたね。
もうひとつ。
ハリウッド映画と比べると、ディテールのつくりと、ストーリーの運びの甘さが目立ちました。
ハリウッド映画のやり方が、必ずしも正しいとは思わないのですが、ある一つの方向性の頂点を極めているとは思います。
是枝裕和、園子温、西川美和といった、日本を代表する映画監督は、独自路線を行っているので、ハリウッドとは比較しようがありませんが・・・
この『海難1890』『杉原千畝』は、ハリウッド映画と日本映画の折衷的なつくりになっているので、甘いところがどうしても目についてしまいます。
両者ともに、題材は良いし、良い映画だとは思いますけどね。
こういう史実を日本人があまり知らないというのはもったいないと思いますよ。
それにしても、日本国民はあまり意識していませんが、日本とトルコって良い関係を築けていますよね。
トルコには行ったことありますが、見どころはたくさんあるし、食べ物もおいしいし、人も陽気だし、とても良い国ですよ。