各社、株主総会が迫っていますが、興味があるのが、
(株)大戸屋ホールディングス【2705】
です。

大株主のコロワイドが刷新案を提案して、経営陣(従業員も)それに猛反対しているという状況です。

大戸屋がコロワイドの株主提案に猛反対する訳

ちなみに、内紛が起きていた時、創業者がコロワイドに株を売り渡して、お家騒動から買収(悪い言葉を使えば乗っ取り)へと発展してしまっています。

企業のお家騒動と言えば、大塚家具を思い出しますけど、大戸屋の方は、第三者の企業の買収に発展しています。

実は、先週、大戸屋からもコロワイドからも電話がかかってきて、それぞれ議決権の行使を求められました。

まだどうするかは確定していません(おおよそは決めているけど)が、まあ、どっちに転んでも、こういう動きがあるのは悪くはないんじゃないかと思っています。

最近の大戸屋って迷走している感がすごくあったんですよね。

僕が株を買ったのは、10年以上前で、買値の倍にはなってますけど、もっと成長の余地はあったと考えています。

その当時は、いまほど店舗数は多くなかったけど、「安く健康的な定食が食べられるオンリーワンの飲食チェーン」の地位がありました。

お店がおしゃれになった反面、値段が上がってしまったし、メニューも魅力がなくなってきています。
実際に、業績も低迷していますからねえ・・・

村上世彰氏やホリエモンがブイブイ言わせていた頃は、まだアクティビスト(物言う株主)は悪者扱いされていました。
いまもその傾向はなくはないですが、「企業経営を健全化させる第三者」としての認知は高まっています。

企業経営に限らず、戦後の日本って「争いごとは避け、平和的に解決するべき」という意識が強かったんですよね。

もちろん、その考えはいまでも理想ではあるんですけど、その発想では解決できないことも多くなってきました。

そう言えば、伊藤詩織さんがネット上の誹謗中傷で提訴しましたね。

伊藤詩織さん “ネットの中傷で精神的苦痛” 賠償求め提訴

伊藤詩織さんって、当初はさておき、いまは優秀なブレインが付いているんじゃないかと思います。
テラハの木村花さんの自殺と繋げて世論を味方につけるとか、戦い方を心得ている感じがするんですよねえ。

こういうのを「ずる賢い」と思う人もいるかもしれませんが、戦う以上は勝たないといけないので、戦い方もマスターする必要があります。

ノーベル賞受賞者の本庶佑さんも、訴訟を起こされましたね。

オプジーボの小野薬品を提訴へ 本庶氏、特許使用料求め

これまでなら、「訴訟でノーベル賞を取った名誉を汚すのは良くない」、「もう十分お金はあるからいいか・・・」と、訴訟を控えていたかもしれませんが、「名誉や金銭の問題だけでなく、自分の研究成果の見返りは得るのが正当だ」と考える方は筋が取っています。
(どちらの主張が正当かどうかは僕にはわかりませんが・・・)

僕の知っている女性に、会社で社長からパワハラを受けて、退職に追い込まれた人がいます。
僕は、「証拠が残っているなら訴えろ」と言ったんですが、「もう済んだことだし、新しい仕事も見つかったし、もういいよ」とあっさりと諦めてしまいました。

本人がそれで良いのなら良いのかもしれないけど、僕としては、「理不尽な行為を受けたのなら、ちゃんと戦うべきだ」って思うんですよね。

なんか、話が拡散しがちになってしまいましたが、いまの日本って、「みんな同じ」ではなくなっているし、「話せばわかる」というのも成り立たなくなってきています。

そんな社会の中では、理解し合えない人間とは、状況次第では戦わなければならないことも、必然的に出てきてしまいます。

自分のダメージを最小限に留めて、相手に最大限のダメージを与える方法、一定のところで折り合いをつける方法など、これからの日本人はそういう技術を身に着ける必要があると思っています。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください