こんな記事がありました。
本当かいな?
と思って記事を見てみると、何のことはない、株価が上昇しているから……って結論ですね。
いつを起点にしているのかは分かりませんが、3月初頭と6月初頭で比べると、S&Pは1割ほど情報していますし、IT大手の多いNASDAQに至っては2割ほど情報しています。
すでに3月初頭の時点で、新型コロナの影響で株価は下がっていましたが、そこと比べると高いってことなんですね。
加えて、「巣ごもり消費」で、AmazonやNetflixなんかのネットビジネスは好調で、創業者が大量の株を保有していることを考えると、その分で資産額がかなり押し上げられているのは不思議はないことです。
正確に言うと、「富裕層の資産が増えている」というよりは、「投資家の資産が増えている」と言ったほうが良いかもしれません。
そんなにお金がない人でも、資産の大半を株で持っていたら、3か月前よりも資産は増えているでしょうからね。
要するに、「資本家が儲けて、労働者は苦境に陥っている」というのが実際でしょうね。
本当に比較するのであれば、コロナの影響がなかった1月あたりと比較しなければならないと思いますけどね。
いずれにしても、リーマンショックでも、本当に損をした人たちは富裕者層ではなく、低所得者層なんですよね。
投資家は大損をこいたかもしれませんけど、保有を続けていたり、追加投資をしたりしていれば、買値を大幅に上回りましたからねえ。
今回に関しては、まだ感染前の状態まで戻してませんけど、このまま元値まで戻してくれば、「資本家はコロナの影響を(一時的にしか)受けなかった」ということになるでしょうね。
株価が暴落した時点で手放してしまった人は別ですが・・・