新型コロナが完全に収束したとは言えないのに、株価が上昇していて、積極的に買いに走るにはリスクが高そうなので、ここ1か月は通常運転状態になっています。
ただ、株式市場を見ていると、かなりの変調が見られます。
米NASDAQが好調で、2019年の終値を上回っています。
まるで、新型コロナ禍がなかったかのような動きをしています。
また、GAFA+マイクロソフトの5社の時価総額が東証1部を上回ってしまってしまったそうです。
GAFA+Microsoftの時価総額、東証1部超え 560兆円に
日本の優良(?)企業、東証上場の225社が束になっても、アメリカのIT大手5社にかなわない・・・という事態になってしまってるんですね。
東京1部には、トヨタ、ドコモ、ソフトバンク、ソニー、ファイ―ストリテイリングなど、日本を代表する大企業が並んでいます。
しかし、よくよく考えてみると、米5社の世界的な影響力を考えると、こういう評価もムリはないのかなあ・・・とも思えます。
新型コロナで、リアルよりもネットの方が主流になりつつあるというのはあるんでしょうが、コロナが収まってもこのトレンドは続くと思うんですよね・・・
必ずしも「日本企業がダメ」ということではなく、アメリカ(+中国?)のごく一握りの企業が市場を席巻してしまうってことなんだと思います。
個人レベルでの格差も拡大していくでしょうし、企業間の格差も拡大していく。
「勝ち組」と言えるのはごく一部だが、その一部が富の多くを持って行ってしまう・・・
そんな社会がこれまで以上に進んで行くんだろうなあ。
と、昨今の株式市場を見ていて、思わざるを得ないですね。