株価チャート

「リーマンショックを越える危機」、「リーマンショック時を超える経済対策を」・・・

ニュースを見ていると、新型コロナショックに関する報道で、リーマンショックが引き合いに出されることが多いです。

リーマンショックと比較するのは、違和感がありますね。

花粉症と風邪を比べるような感じですかね。

経済的な危機や株価暴落など、起きている現象の一部を切り出すと似ているけど、原因は全く異なりますからねえ。

人々の生命を脅かした災害という点では、東日本大震災と比較した方が良いんじゃないかとも思うのですが、東日本大震災は、世界的な経済危機を誘発はしていません。

アメリカでは、911が引き合いに出されることもあるようだけど、これも国際政治によって引き起こされた人災なので、比較対象にはできませんね。

だからと言って、ペストや天然痘みたいな、過去の疫病と比較しても、現代人にとってはリアリティが薄い。

「ここ数年で似たようなケースはないか?」と探したところで、「未曽有の自体」ですから、そんなものはあるはずがない。
そんなわけで、どうしても「最近で、似たような例を・・・」となって、リーマンショックが取り沙汰されてしまうんでしょうねぇ。

ただ、リーマンショックと比較することで、逆に見えてこなくなることも多いと思うんですよね。

金融市場に関しては特にそうで、リーマンショックは金融業界起点で世界経済危機へと波及してしまった出来事です。

一方、新型コロナウイルスは、あくまでも「天災」であり、金融市場の外から起きた出来事です。

だからこそ、感染者が増大しいても、政策期待で株価が急騰したり・・・ということもあるんですよね。
「感染者が急増しているから株価は下がるだろう」と思って売買しても、予測は当たらず、損したりしちゃうわけですよね。

まあ、リーマンショックの時も、それ以外の時も、株価の動きなんて予想できないのですが・・・

いずれにせよ、前例がない事態に直面すると、過去の似た事例から解釈しようとするのは、人間の脳の悪い癖だなあ・・・と思うわけです。


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