2020年に入りましたが、米国市場はいきなり乱高下してますねぇ。
米国とイランの関係が急速に悪化していて、中東リスクが顕在化してます。
以前、東大五月祭で藤原帰一先生の国際政治の講演会に行ったのですが、「日本ではあまり報道されないが、イラン情勢は北朝鮮以上に国際政治においてリスクだ」みたいなことを仰っていました。
五月祭のことはブログ書いたけど、講演会の内容については書いてなかったですねぇ。
イランに限らず、中東事態が日本にとっては遠い存在なんですけど、イラン情勢、特にアメリカ-イランの関係って国際関係的に大きなリスクを抱えていると思います。
それはさておき、円高も進んでいるし、週明けは日本株は大幅下落して始まるんでしょうねえ。
さて、2020年の株式市場はどうなるのか?
過去に株価や為替の動向を的中させてきたとか言われている、ニトリ会長によると、
2020年の日経平均株価は、2万2000円を中心に2万1000円~2万3000円の水準に留まるだろうと考えています。NYダウも、2万6000ドルを中心に2万5000ドル~2万7000ドルのレンジが妥当だと思います。
つまり、株価は下降傾向を持ちながらも、底堅く維持するという予測になります」
ニトリ会長・似鳥昭雄が断言「2020年、日本経済は下り坂に入る」
とのことです。
ZAIのアナリスト予測では・・・
日経平均株価の2020年の値動きをアナリストが予想!
2020年の高値は2万5600円、安値は2万1500円で、五輪前の5月と米大統領選後の12月に最高値を記録か
いずれにしても、さほど楽観的ではないですねぇ。
2017年に「日経平均は3万円に行く」という見通しを表明したマネックス証券は、相変わらず強気ですねえ。
日経平均株価、それでも「2020年に3万円」がありうる決定的根拠
株価なんてだれも予測できないわけだし、予測する人は、あまり突飛ではなく、誰もが納得できそうな妥当な路線で予想するんですけど、2019年に関してみる限りは、あまり予測が当たった人はいなかったんじゃないかと思いますね。
2020年も予測はできないですが、僕自身は、あまり日本株には期待していません。
日本株は「万年割安」なので、積極的に売っていこうとは思わないんですけど、肝心の企業業績が良くないので、上昇するエネルギーにもかけてると思うんですよね。
為替やアメリカ経済、国際政治の動向で短期的には上昇するかもしれないけど、本格的に上昇気流に乗るのは、当分ないんじゃないかって気もしています。
外資系金融勤務の友人が「安倍政権は良くも悪くも株価重視の政権だから、安倍首相が在任中は必死で株価対策を取ってくる」と言ってましたが、肝心の安倍政権の基盤自体が揺らいできてますからねぇ。
いずれにしても、日経平均はもうそんなに上がらないんじゃないかと思います。
一方で、TOPIXやJASDAQはまだ上昇余地がありそうだし、上昇しないとしても、意外に底堅いんじゃないかという気がします。
日経平均と比べて、出遅れ感が目立ってますからねぇ。
まあ、何度も書いている通り、株価の予想なんてできないので、僕が言ってることも、アナリストが言ってることも、メディアが言ってることも信じないで欲しいですがね。