株価チャート

約20年間にわたり、金融資産の多くを株式市場に預けてきました。
配当金や値上がり益の恩恵以外にも、得ることはあります。

経済や株式市場に関して、生きた知見が得られることです。

まだ、株式投資は始めておらず、勉強し始めていた頃には、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行、山一証券、北海道拓殖銀行が破綻しました。

株式投資を始めてからも、ITバブル崩壊やリーマンショックなどの市場全体の危機はもちろんのことですが、
三菱自動車のリコール隠しが発覚するわ、JALは破綻するわ、カネボウは破綻するわ、ライブドア事件は起きるわ、東日本大震災で東電を始めとする電力株が大幅に下落するわ・・・
と、個別銘柄が大幅に下落するような事件がいろいろと起きました。
念のためですが、上記の事件の当事者企業のすべての株を保有していたわけではないし、不祥事が起きてから買った株もあるのですが、不祥事によって保有株のパフォーマンスはだいぶ左右されたことは間違いありません。

そして、今回は日産の会長のゴーンが逮捕されるという事件が起きました。
日産株自体は、思ったほど大きくは下落はしなかったのですが、それでも多少のダメージはありました。

バフェットの銘柄選択の基準として、
・経営者が堅実で信頼できること
・ビジネスモデルが強固で、誰が経営しても収益を上げられること
があるそうです。

この2つの基準は、一見すると矛盾しているように見えますけど、経営者リスクに対する2重の保険を掛けているとも言えるでしょう。

不正を犯したり、お金を無駄遣いしたり、無茶な投資をしたりする人が経営する企業には投資しない。
というのは、正当な判断ですが、100%これが見分けられるかと言うと、難しいところです。
不祥事が発覚したりして、経営者が変わっても、ビジネスモデルが強固であれば、収益を上げ続けることは可能です。
一方、経営者の能力に依存している企業は、経営者が変わってしまうと、収益も悪化し、株価も下落する。

これって、言うは易しですが、見極めるのは難しいし、しかもこういう企業の株価を割安で購入するのはさらに困難ですね。

東電なんて、原発事故の前は「毎年2%程度の金利(配当金)が付く、多少元本の変動がある定期預金」みたいな位置づけの株でした。
「日本一安全な銘柄」くらいの勢いでした。
JALやら山一證券も同様で、まさか破綻するなんて誰も思ってなかったです。

破綻はしてないけど、NTTなんてバブル期に上場した直後は、「買えば確実に儲かる美味しい銘柄」と言われてました。
固定通信インフラは、未来永劫使われて利益を継続的に生み出していくと思われていたんですよねえ。
今のようなモバイル通信が中心になり、しかも価格競争の波に飲まれるなんて、想定されてなかったんですよね。

要するに、どんなに最新の注意を払ったところで、個別銘柄に関するリスクは排除できないということなんです。
だからこそ、「市場平均全体を買う」というインデックス投資はリスク管理という点では、非常に優れているんですよね。

クソ企業も多数含まれるインデックスは必ずしもパフォーマンスは良くないだろう。
という意見もありますけど、近年は優良企業と思っていた企業も、クソなことやってクソ株に陥ってしまうので、リスクが均されるインデックス投資はやっぱり優れている。
そう思わざるを得ないですね。


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