遅ればせながら、『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ)を読みました。

インデックス投資の人気ブログ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)で知られる、水瀬ケンイチさんの最新著書(と言っても1年近く前に出た本ですが・・・)です。

今はインデックス投資の本もたくさん出て出てますが、インデックス投資ってあまり手間も掛けなくて良いのがメリットです。
4,5冊本を読んで、あとは実践・・・という感じでOKです。

で、すでに読んでおけば良い本は出揃っています。
以前も紹介したけど、具体的には、下記ですかね・・・


『ウォール街のランダムウォーカー』と『敗者のゲーム』で基本的な考え方を学んで、日本人の著書で、iDeCo(確定拠出年金)、NISAを学び、どの証券会社に口座を作って、どのファンドを買うかを参考にすれば良い。

それを考えると、「これ以上インデックス投資の本を出す必要はないんじゃないの?」というのは、投資家の本音としてはあります。

ただ、まだまだ資産運用が普及しておらず、インデックス投資への理解も進んでいない現状を鑑みると、初心者向けの啓発書へのニーズはまだまだあるのかもしれませんね。

さて、本書はどちらかというと、初心者、あるいはインデックス投資以外の投資手法を取ってきた投資家向けの本だと思います。

他のインデックス投資の本と比べて、概念的に新しいものが提示されているかというと、そうでもないです。
ただ、出口戦略(老後の取り崩し)について、詳しく書かれていたり、著者自身の15年に渡る過去の投資経験が書かれている点は、類書になく、興味深く読めました。

著者もお書きになっている通り、日本でインデックス投資が普及しはじめて歴史は浅いので、水瀬氏のような古参の投資家が、投資履歴の詳細を振り返ってくれる点には、歴史的価値(?)は高いと思います。

しかし、リーマンショックの暴落直後って、水瀬氏もバッシング受けてたんですね。
「インデックス投資の推奨者がバッシング受けるってどういうことよ?」と思います。
(暴落時にも動ぜずにコツコツ積み立てるからこそ、インデックス投資で儲かる)
過去の経験の記述部分って、水瀬氏個人の投資行動や投資成績だけでなくて、投資家心理、群集心理みたいなものもよく分かって面白い。

あと、債券の組入に関して、わかりやすい説明もあるのも良かったです。
意外に、この辺は端折られている書籍が多いんですよね。

ただ、途中で挿入されるマンガは、個人的には必要なかったかな・・・とは思います。
初心者の方にとっては、本書の内容を理解する助けになるのかもしれませんが。

最後に、Amazonの本書のレビューはすでに100件近くに達してます。
こういう時代が来たんだなあ・・・と感慨深いものがありますね。

余談ですが、インデック投資ブロガーの人たちって、「インデックス投資は手間がかからない」と言っている割に、色々と情報調べたり、ブログを頻繁に更新したり、本を出したり、投資家同士で交流したり、結構、手間のかかることされてますよねえ・・・(笑)

勤勉のなのは素晴らしいことだとは思いますけどね。


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