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「人口知能が進化すると仕事がなくなる」みたいなことが良く言われています。
投資の世界でも「ファンドマネージャーやアナリストも必要なくなる」とか言われてますね。

そんな中、Bloombergに下記の記事が出てました。

ヘッジファンドが直面する新時代、AIはバフェット氏に勝てるのか

現在AI戦略オンリーで運用している少数のファンドの成績は中程度で、ヘッジファンド業界全体よりは良いが株式市場全体の上昇率には届かない。ユーリカヘッジの指数によれば、13のAIファンドの2016年末まで6年間の平均年リターンは10.6%。今年10月末までは8.5%だった。

いろいろ威勢の良いこと言っている割には、現状ではAIはダメダメってことですね。
大半のヘッジファンドが市場平均を上回れてない状況で、ヘッジファンドの中で比較するとそこそこといいう結果になるようです。
まあ、ヘッジファンドは下落相場でも儲けられるってことなので、下落相場も含めて判断しないといけないことだと思います。

現時点ではデータも十分はないし、AIの進化も十分ではないということでしょう。

AIが進化したら、投資の世界はどうなるか?

というのは、思考実験としても面白いネタではあります。

ただ、株式市場は投資家の総体で形成されるわけで、最先端のAIがどんどん参画してくれば、それが市場平均を形作ることになります。
市場のゆがみはさらになくなり、効率的になる。
超過利益を上げることはさらに難しくなる。
そうなると、個人投資家は、コストの低いインデックスファンドに投資するのが一番効果的となるんでしょうね。

もちろん、どんなにAIが進化しても、未来は予測できないので、超過利益を上げる投資家はいるでしょう。
でも、それは運、偶然によるもので、実力によるものではない。
あるいは、過剰なリスクを取ることで得られた超過リターンになるってことでしょうね。

この記事で見落としてはならないのは、AIに関する部分ではなく、「バフェット氏のバークシャー・ハサウェイの11-16年のリターンは年12.5%」というところで、この期間に関していえば、S&P500のパフォーマンスにやや劣っているということになります(!)。

「この6年間は、バフェットでさえ市場平均を超えられてない」ということです。

・バフェットの能力が落ちた
・米国の株式市場の歪みがなくなり、超過利益を上げられくなった
・(上記のいずれでもなく)たまたま、この期間バークシャー・ハサウェイのパフォーマンスが良くなかっただけ

理由はいくつか考えられます。
AIが進化しようがそうでなかろうが、投資家が株式市場で大儲けできる(超過利益を得る)のはどんどん難しくなってきているし、これからさらに難しくなっていくんじゃないかな?

個人の能力で稼げない市場の魅力は下がっていくでしょうね。
まあ、僕としてはそれで全然良いと思っていますけどね。

市場が完全に効率的であれば、個人投資家は、儲かるかどうかに躍起になることなく、応援の意味で好きな企業の株を買えばよいでしょう。
むしろ株式投資の世界は健全になるのかも?
なんて思ってしまいます。


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