昨日の日記でも書きましたが、株高に惑わされないよう、頭を冷やしてます。
たまたま、音楽プレーヤーの中に、ドラマ『ハゲタカ』の主題歌が入っているのを見つけたので、改めて聴いています。
このドラマも好きだったけど、この曲もすごく好きでした。
歌詞はエミリ・ブロンテの詩から採られています。
歌詞は下記の通り。
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「Riches I hold in light esteem(富は問題にならぬ)」
Riches I hold in light esteem,
And Love I laugh to scorn
And lust of Fame was but a dream
That vanished with the morn –
And if I pray,the only prayer
That moves my lips for me
Is -‘Leave the heart that now I bear,
And give me liberty.’
Yes,as my swift days near their goal,
Tis all that I implore –
Through life and death,a chainless soul,
With courage to endure!
以下、日本語訳。
富なんてものは問題にもならない、
恋だって、考えただけで吹き出したくなる。
なるほど、名誉欲か? そういえば、昔夢見たこともあったが、
日が射すと忽ち消える朝露みたいなものだった。
もし私が祈るとすれば、自然に
口をついて出る祈りはたった一つの祈りだ。
「今の私の心をこのままそっとしておいてくれ、
そして、ただ自由を私に与えてくれ」という祈りだ。
-光陰矢の如しで、どうやら私の
終わりも近い、そこで私が求めるものは、ただ、
何ものにも囚われない一人の人間として、勇気をもって、
生に堪え、死に堪えてゆく、ということだけだ!
【訳詩】 平井正穂 岩波文庫「イギリス名詩選」
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日本語訳は堅くて古いですが、生きることの真実を突いていると思います。
欲望に囚われずに、地道に真っ直ぐ生きていきたいなあ・・・なんてことを改めて考えている今日この頃です。