またもや、確定拠出年金の入門書のレビューです。

『はじめての確定拠出年金』(日経文庫) 田村正之
*同じような名前の本がたくさん出ているので、注意してください!

先日、『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』 竹川美奈子
のレビューを書きました。

『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』は基本がまとまった良書

たしか、2冊とも個人投資家のブログで紹介されたんですが、「どちらか一冊読んでおけば、確定拠出年金は大丈夫!」みたいな紹介がされていたと記憶してます。

たしかに2冊とも良書で、確定拠出年金の入門書としては最適です。
でも、この2冊は内容に重複するところも多いので、2冊両方は必ずしも読む必要はないと思います。
もちろん、2冊読めば理解は深まるし、僕は投資オタクなので、詠みました。

どっちが良いかは甲乙つけがたいですが、

『はじめての確定拠出年金』(日経文庫) の方は、2106年10月に出た本で、比較的新しいです。
なので、ある程度最近の動きまでフォローされています(ただ、制度変更も多いし、事業者の競争も激しいので、出版後に状況が変わっている部分もありそうです)。

日経文庫で、著者は日本経済新聞社編集委員兼紙面解説委員という方なので、日経を読むようなビジネスマンや経営者にとっては取っつきやすいかと思います。
逆に、それ以外の人たちは、「ちょっと堅いなあ」と思うかも。

一方、『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』の方は、文体が柔らかいし、個人型確定拠出年金について厚く解説されているので、自営業や主婦に向いた本だと思います。

もちろん、これはあくまでも傾向について言っているだけなので、どっちを読んでも良いと思います。

『はじめての確定拠出年金』の方は、ロジカルでグラフや表が多用されています。
そういう意味では、実証的ですね。

加入手続きとか、事務的な部分は書かれていませんが、社会環境の変化、ライフプランの中でどう確定拠出年金を活用べきか、どのような節税効果があるのか、どういうアセットアロケーションを取るべきか、受け取り方はどうするか・・・といった、重要な論点がコンパクトにまとまっています。

日経の記者らしく、社会制度からのアプローチ、制度上の課題等、日米比較等、マクロ的な視点も結構入っています。

ページ数は170ページちょっとしかないんですが、必要な要素はきっちり網羅されています。

200ページ以上あっても、文字も内容もスカスカで、インタビューの聞き書きをそのまま本にしたような新書もたくさん出ていますから、そういう本と比べると、とても良心的だと思いますね。

何度も言いますが、資産運用をやるなら、まずは確定拠出年金からはじめてください。
NISAよりも確定拠出年金です。


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