「マネックス証券 お客様感謝Day2017」の報告の第3回目です。
2017年はリスクの年 ~マネックス証券 お客様感謝Day2017 ①~
ホリエモンはやはり頭が良い ~マネックス証券 お客様感謝Day2017 ②~
年始(といってはちょっと遅めですが)のセミナーらしく、2017年の相場見通しのレクチャーがありました。
あと、最後のディスカッションでは、登壇者の方々から2017年の「相場と為替の行方は?」「お勧めする資産配分は?」についての発表がありました。
僕としては、ここは参考になりました。
自分が実際に真似をするということはないですが、考える上でヒントになったという意味です。
相場環境に関する見解を整理しておきたいと思います。
*例によって、僕が全体から感じ取ったことを書いています。複数の方の意見が混在してます。
米国市場
2017年はここが鍵になる。
「過熱感がある」という意見と、「適正である」という意見が混在。
いずれにしても、しばらくは米国に資金が流れる状況は続くのではないかという意見が優勢。
トランプ大統領が提案する政策が実施されない場合、失望感から売りが出る可能性はあり。
現在のPERは18程度だが、大規模減税が行われると、16程度に低下して、適正になる可能性あり。
松本CEOが仰ってましたが、トランプは過激な発言をするが、意外にビジネスマンとしてAdaptive(適応的)な政策を取るんじゃないかということでした。
なるほど。
日本株式
「米国と比べて出遅れている」というのが、共通認識でした。
悲観でも楽観でもないという感じかな。
投資法としては、市場平均を買うのではなく、将来有望な個別株や、中小型株を買うべき、という意見が目立った気がします。
為替
米国とその他の国のスプレッドが広がっている。
円安傾向は当面続きそう。
(ただし、為替動向は政策に左右されるので、読みにくい)
債券
しばらく買い時はないかもしれないが、近い将来買い時が訪れるかも。
そもそも、債券の買い場は30年に1度くらいしかない
その他
・J-REITは中央銀行が売っており、安値水準。上昇余地がある。
・新興国:短期的にはあまり相場環境は良くなさそう。
・現金:相場変動時に買い出動できるよう、ある程度のキャッシュは持っておくべき。
米国の株価の上昇が目立ってますけど、日本株、REIT等はあまりあがってないですね。
「複数国の複数のアセットクラスに分散投資を続ける」という基本路線を続けても問題なさそうだと確認できました。