アーリーリタイアへ向けて、国内中心のバリュー投資から、インデックスファンドと国内株のバリュー投資のコア―サテライト投資戦略に切り替えつつあります。

そうした中で気になるのが、資本主義がいつまで続くのか?ということです。
バリュー投資以上に、インデックス投資は、資本主義社会の存続を前提としています。
資本主義以外の経済モデルで、株式市場が右肩上がりで成長できるのならよいのですが、現時点ではだいたいモデルは見つかっていません。

だから、資本主義はこれからも続くのかどうかが気になるんですよね。

そんなわけで、『さらば、資本主義』(新潮新書;佐伯啓思著)を読みました。

以前、『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書;水野和夫著)を紹介しました。

資本主義は終わるのか~『資本主義の終焉と歴史の危機』 を読んで~ 

本書とは共通したところもありつつ、違った視点も多々ありました。

特に著者の佐伯氏は保守派の論客で、反アメリカ主義色が強い方です。
アメリカ型の資本主義や、アメリカの経済学にはかなり批判的です。
株式や不動産投資に対しても批判的です。

上記のことを除くと、語られている内容はオーソドックスだと思いましたね。
消費市場が成熟しており、もはや消費では人々は満足もできないし、幸せにはならない。
価格破壊が起きており、生活の質を確保する上で、富を追求することがあまり意味を持たなくなっている。
たしかにそうなんですよね。

あと、ピケティの『21世紀の資本』に関して、分かりやすい解説があって、頭の整理になりました。

資本主義はそもそも、さほど成長率は高くないというのが大前提としてあります。
近年、成長率が高かったのは、戦後30年程度で、戦後復興によるものだとのこと。
たしかに『21世紀の資本』を読むと、歴史的に見ると、各国の経済成長率はさほど高くないんですよね。

アメリカは戦勝国にも関わらず、たまたま長期で成長を続けていますが、他の国は必ずしもそうとは言えない。
アメリカにしても、今後も成長を続けられるかは、神のみぞ知るですね。

まあ、本書がすべて正しいとは限らないし、株式投資をやめるつもりもありませんが、ピケティが言っている「平均的な投資収益率5%」が今後も維持できるかどうかがわからないということは、肝に銘じておきたいところです。
ただ、経済成長率がマイナスになったりすると、その分デフレになるのが一般的です。
無リスク資産を持っておけば、相対的にその価値が上がっていくので、そうなったらそうなったで、いまの資産でどう凌ぐか?
ということを考えればよいでしょう。

「資本主義は終わった」ということは何度も言われてきましたが、いまだ続いているので、一朝一夕に資本主義が終わることはないと思いますね。


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