
労働者の皆さま、今日も一日ご苦労さまです
株式市場が好調ですねえ。
Brexit(英国のEU離脱問題)直後の下げをカバーして、さらに上げてきています。
こういう相場は、なかなか予測は出来なかったと思います。
「稲妻の輝く瞬間」に市場に居ることが重要。
というのは、『ウォール街のランダムウォーカー』と双璧を成すインデックス投資のバイブル、『敗者のゲーム』に書かれていることです。
稲妻が輝く瞬間というのは、市場が大きく上昇する瞬間を指します。
上昇のわずかな期間を逃すと、リターンが大きく下がってしまう。
それが過去の統計から明らかになっているということです。
そして、その瞬間は事前には誰にも分からない。
だからこそ、長期でホールドし続けることが重要なんですね。
多めに余裕資金を取っておいて、いざという時のために備えることは重要だと思いますが、常に市場に居続けるということはもっと重要なことだと思います。
実際、このことは、近年の相場と投資家の儲けを見ていると、良くわかります。
アベノミクスを途中で降りて、儲けそこなった人がたくさんいますからね。
一方で、日経平均が2万円切ったところで売り切って、1万5千円を割ったところで買い戻していたら、かなり儲かったでしょうが、それは誰にも読めないことですからね・・・
角山智さんという個人投資家の方がいます。
本を何冊か出されていて、バリュー投資初心者の頃は、角山さんの本を読んで勉強しましたし、投資家として尊敬もしていました。
特に、投資家としての財務諸表の読み方については、教えられるところが多々あったんですよね。
でも、角山氏は、最近は2ちゃんねるでバッシングされています。
ここ3年で見ると、パフォーマンスが市場平均を下回っています。
アベノミクスの初期段階で大幅にキャッシュを増やし、相場から離れたのが要因です。
近年ずっと「株価は加熱しすぎている」「今後、景気は後退局面にある」ということを言い続けています。
それで、狼少年的な扱いを受けてしまっています。
投資家として優秀な方だと思うのですが・・・
「市場のトレンドを読んで投資する」という、誰もうまくやれないことをやろうとしていることが原因だろうな、と思います。
それはさておき。
相場を先読みして投資をしても儲からないということは事実だと思います。
先読みなんて、誰もできないので。