捨てる前に、過去に読んだ投資本を再読して紹介する、「断捨離読書」その14です。
本日紹介するのは、『バフェットとソロス 勝利の投資学』(マークティアー)。
「世界的に有名な投資家を2人挙げてください」という質問をすると、一番多いのがこの二人の組み合わせじゃないでしょうか?
にもかかわらず、この2人の投資手法は全然違うんですよね。
なので、この本を最初に見つけた時は、「有名投資家を二人並べて宣伝効果を狙ってるんじゃないの?」と眉に唾付けて読んだものですが・・・
実際読んでみると、とても勉強になったので、びっくりぽん!
でした。
(いい加減しつこい?)
この偉大な2人の投資家の共通点を括り出し、相違点は相違点として浮き彫りにしつつ、彼らの投資哲学、投資手法に迫っています。
「楽してボロ儲け!」みたいな、羊頭狗肉のクズ本やクズ商材が巷に溢れ、それらの広告に接触して惑わされている個人投資家は、この本を読むべきだと思います。
バフェットもソロスも、元々頭が凄くよかったうえに、子供の頃から今につながる非常に多くの事柄を学んでいます。
知識と経験も半端ではないし、投資に対するコミット度合いも桁違いです。
仕事しながら週末に兼業投資をして、彼らと同じレベルのパフォーマンスを長期的にあげられると考えるのは、不遜だと思いますね。
短期的に資産を数倍にして、調子に乗っている投資家もたまにいますが、長期的にはバフェットやソロスのような資産を築くことは、極めて難しいことを知るべきだと思います。
世界的に見ても稀有な存在だからこそ、彼らは莫大な資産を築き、脚光と尊敬のまなざしを浴びていると考えるべきだと思います。
ただ、凡人の弱小個人投資家である僕たちも、超人的な二人から学ぶところは多々あると思いますよ。
そんなわけで、本書はオススメです。
読み終わったらブックオフに売るつもりだったけど、いざ読み終わると、手放すのがもったいなくなって、結局保存することにしました(苦笑)。
断捨離読書バックナンバーは下記を参照ください!
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お疲れ様です。
ITバブルの時にバフェットの投資パフォーマンスがインデックスを下回った時、さんざんコケにされてましたが、その後の顛末は知っての通りで、やはりバフェットは凄い投資家だったとさらに尊敬される存在になりましたねー。
ソロスの投資手法は正直あまり分からないのでノーコメントです(笑)
私が最近気になる投資家(ヘッジファンド)はレイ・ダリオですね。
投資手法はともかく彼の発言にとても気を付けながら投資活動をするつもりでいます。
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本を読んでも、ソロスの投資方法は個人投資家にはマネできないと思いました。
莫大な投資資金と大胆さがないと、ああいう投資方法はとれないと思います。
投資哲学や考え方、生き方には学ぶところは多々ありますが。
バフェットの投資術は、個人でも真似られるので、個人投資家から崇拝されるわけですが、彼ほどのパフォーマンスをたたき出せる人はそうそういませんね。
レイダリオはノーマークでした。
参考にさせていただきます。