TOPIXがバブル以来の高値を更新しましたね。
TOPIX、バブル以来の最高値更新 日経平均は2万9659円
銘柄が入れ替えられる日経平均よりは、TOPIXの方が、長期的な株式市場、日本経済の動きを正確に反映していると思うので、私は日経平均よりもTOPIXの方を追いかけています。
最も、ドルベースで評価すると、すでに最高値は更新しているはずですし、配当込みで考えると、もっと高値圏にあると思ってよいでしょう。
とはいえ、バブル期と比べると、熱気に欠けるし、景気が良いって感覚もないですよねぇ。
バブル期の株価が過大評価だったとすると、いまの株価は過小評価されていると言ってよいと思います。
指標を見ると、いまだに日本株は割安な水準にありますからねぇ。
実は、僕が株式投資を始めた、1999年から、日本株は割安だったんですよねぇ。
「いつかは正当に評価されて株価は上がるに違いない」と信じて、ずっと株式投資をやってきました。
ところが、最初の10年間はひたすら裏切られ続けてきました。
次の10年は、リーマンショックの反動で上昇を続け、そのお陰でいまの自分があります。
ただ、海外と比べると、日本株は出遅れているし、実際に世界的な経済成長に日本は乗り遅れてしまっています。
長期的には右肩上がりで経済成長するべき資本主義社会にあって、バブルの高値を更新するまでに30年もかかってしまった・・・と考えるのが、妥当だと思います。
ただ、それが日本経済の現状だと思うんですよね。
コロナ禍での東京五輪もぶじ終わりましたが、そのツケはこれから払わざるを得ないでしょう。
ワクチン接種が進んで、コロナは収束していっても、完全に元通りにはならないでしょうし、これまでの経済的損失を補填していくのは長い時間がかかりそうです。
菅総理も辞任されますが、新政権が期待できるかというと、未知数です。
(いずれにしても、大きく良くなることはないとは思います)
これまでと同様、短期的な株高には浮かれず、淡々と相場に向き合っていきたいと思っています。