米国株が急落しましたねえ。
ロイターによると、
ボーイングの下げやヘッジファンドの売り持ち解消に圧迫される中、終盤に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて下げ幅を拡大した。
ということです。
米国株はこれまでも上がり過ぎていた感もあるので、「終わりの始まりかも」と思ったりもします。
どこかで「(トランプを除くと)株価上昇する中で、現職の大統領が大統領選で敗北したことはない」という話を聞いたことがあります。
僕自身は、政策と株式市場はそんなに連動していないと思っています。
実際、米国株価は、リーマンショックで一時的に大幅安となったものの、大統領が変わっても、ほぼ一本調子で上昇してきました。
リーマンショックはブッシュ政権下で起きましたが、ブッシュの失政によるものだとは思いません(イラク戦争やアフガン攻撃をしたのは失政だとは思いますが)。
第二次安倍政権時代は株価が上昇していきましたが、これはリーンショックの反動での景気回復に負うところが大きく、「アベノミクス」の恩恵とも言い難いと思っています。
ただ、株価が政権の安定性を左右するのも、紛れもない事実かと思います。
それを考えると、バイデン大統領って大変だなあ・・・と思います。
株価が割高な状況で、大統領に就任していますから、これから株価が大幅に下落したら、バイデンが責任に問われる可能性も高いです。
そうならないように、バイデンはあらゆる手を打ってくるんでしょうが、それが裏目に出て、どこかで暴落が起きると、やはりバイデンが責任に問われると思います。
ソフトランディングさせながら、継続的に経済を回復させ、株価も好調を維持し続ける・・・というのは、困難なチャレンジだと思うんですよねぇ。
大統領を退いてからも、トランプが一部の国民に影響力を及ぼし続けること、さらには4年後の大統領選に立候補してくることを懸念する声もありますが、僕自身は、このまま順当に行くと、それは起こらないと思っています。
大統領の権限がないトランプに以前ほどの神通力があるとは思えないし、国民との重要なコミュニケーションツールだったSNSアカウントも停止されているし、数多くの訴訟も抱えてしまっていますからねえ。。。
加えて、大統領から退いたトランプをどれくらい共和党議員が支持するのか?というのも、ちょっと疑問だったりします。
ただ、株価が暴落して、バイデンの支持が失ったらどうなるか??? というのは定かではないです。
現状を見る限りは、バイデンは、オバマ大統領の副大統領を務めてきた経験があり、側近も優秀な人出固めている中、堅実に職務をこなしてくれる感じはしています。
日本と違って、人種も価値観も多様で、規範よりも自由を尊重する人が多い国で、どのくらいコロナ対策が有効に行えるのか? という不安もあります。
アメリカって大統領は変わっても前途多難だなぁ・・・と思います。