労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です
金利が下がって、住宅ローンを検討している人が多い影響か、また「賃貸と持家とどっちが得か?」論争が目につくようになりました(例えば下記)。
賃貸と持家のどっちが得かそろそろ決着をつけようじゃないか
http://blogos.com/article/107720/

タイトルは勇ましいですが、結論は「ケースバイケース」といういつもながらの結論になってしまってますね。
しょうがないとは思いますが。
効率的市場仮説に基づくと、どちらも同じくらいの損得のところで均衡するという話になるわけですが・・・
10年近く前、マンション購入を検討したことがありました。
不動産業界勤務の知人に相談したところ、
「購入はお勧めしない。中古マンションを現金で買えるんなら別だけど、それでも損得はトントンくらいと思った方がいい」
と言われ、それ以上調べる気なくしました。
過去に投資用マンションの電話営業をしていた(途中で嫌になって辞めた)人も「自分なら買いませんね」と断言していました。
資産運用の本を読んでいても「持家は損。賃貸で十分」という記述が目に付きます。
いまは、中古マンションを現金で買えるくらいの資産はできましたが、依然として買う気は起きません。
ある本に「(ローンを組んでの)不動産購入はレバレッジをかけた集中投資であり、ハイリスクな商品」という記述を見て、なるほどと思いました。
高いリスクに対しては、リスクプレミアム(超過リターン)が求められるわけですが、不動産にそれがあるのか?という話になるはずです。
しかし、一般向けの「賃貸 VS 持家 論争」には、このことを定性的には語っていても、定量的に評価、比較しているものは見たことがありません。
(僕が知らないだけかもしれませんが)
投資として考えると、不動産はリスクに見合ったリターンが得られるようには、僕にはどうしても思えないのです・・・
少なくとも、投資効果を考えるのであれば、安い賃貸住宅に住んで、余ったお金をREITに積み立てた方が、リスクを押さえながら一定のリターンを狙えるので、こっちを選択した方が賢明のように思います。
不動産に拘らないのであれば、別の金融商品でも良いでしょうが。
「日本人はリスク回避志向が強い」とよく言われますが、これは嘘(あるいは、一定の条件下において成り立つ事実)だと思います。
不動産の購入においては、かなりリスク選好性が高いと言ってもよいんじゃないでしょうか?
当人にその自覚があるかはさておき…ですが。
持家を手に入れることが、投資ではなく、消費(高い買い物ですが)と見なせば、「欲しければ買えばいいんじゃない?」というだけのことで、「個人の嗜好の問題」で片付くと思います。
持家があると気持ちの持ち方も変わってくるし、世間体も良い(?)ので、家を買うことに否定はしませんが。
そう考えると、持ち家のリスクプレミアムは、お金ではなくて、心理的なものにあるんじゃないかと思います。
ただ、僕のライフスタイルに持家は必要ないので、一生買うことはないと思います。
P.S. 山崎元氏の下記の議論も参考になります。
  住宅は「賃貸よりも購入がいい」のか?
  http://diamond.jp/articles/-/65422


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