バフェット氏が金(ゴールド)に投資したことが話題になっています。
「金は買わない」が持論だった”投資の神様”も、ついに金を買い始めた
実際のところは、直接金を買ったのではなく、カナダの産金大手バリック・ゴールド株を買ったということらしいです。
近年のバフェット氏の投資戦略は、正直良く分からないですね。
「IT株は買わない」と言っていたのが、IBMやアップル株を買ったり、コロナ禍で航空株を投げ売りしたりしていますからねえ。
マネックス証券のCEOの松本大氏が、たしか「トレーダーは言っていること矛盾する行動をすることもあるし、変節もする」みたいなことを仰っていました。
ただ、バフェット氏の投資戦略はずっと一貫してきて、それによって莫大な収益を上げてきたので、近年の彼の動きは「変節した」と言われても不思議はないのが、実際のところです。
バフェット氏の近年のパフォーマンスを見ると、市場平均と同じレベルだし、いまの相場自体が、超過利益を得るのが難しい環境にあることは、紛れもない事実だと思います。
個人投資家の方で、超過利益を上げている人はいますけど、実力か運かは判然としません。
いまの相場は、バリュエーションが通用しなくなっているし、株価の合理的な説明ができなくなっています。
コロナ禍で経済が壊滅状態なのに、米国の株価は上がり続けています。
上にリンクを貼った記事のように、バフェットは米国経済に悲観的になっているのはあるのかもしれません。
僕自身は以前はバフェット信者でしたが、彼の投資術は誰も真似できるものではないし、今のバフェットは別に信奉するべき存在でもないかなあ・・・と思っています。
いずれにせよ、米国の株式市場が曲がり角に来ているというのは、事実だと思うので、心しておかないとならないと思いますが。