先日ブログに書いたのですが、2018年(平成30年)の確定申告は終えたのですが、その計算している途中に、2017年(平成29年)の確定申告でミスがあったことが発覚しました。
源泉徴収の勘定項目で、借方と貸方が逆になっていました。
で、結局のところ、源泉徴収分が申告書に反映されていなかったんです。
どういうことかと言うと、源泉徴収というのは、すでに支払いが発生した時点で税金として引かれているものだから、それを申告しておかないと、余計に税金が取られてしまうということになります。
2017年(平成29年)の確定申告は初めての青色申告で、分からないことも多かったんですけど、事前に勉強して、意外にスムーズに終えたつもりでいました。
決算書の読み方は、株式投資を始める時に勉強して、投資に必要な最低限の知識は身につけていたつもりだったんですが、自分で作成する機会はなかったし、細かい仕訳まで理解はしていなかったんですよね。
損益計算書は比較的わかりやすいんですが、貸借対照、特に貸方、借方ってなかなか理解しづらいですよね。
で、税務署まで修正に行ったんですが・・・
僕の前に、関西弁のおばちゃんがいて、税務署の人に何度もキレて捲し立ててました。申告スムーズに進まなかったり、事前に聞いていたことと実態が異なっていたりして、苛立っていたようです。
たしかに、沖縄は、税務署に限らず、お役所も企業ものんびりしたところがあって、要領は良くないし、ミスが起こることも多いです。
その一方で、柔軟に対応してくれるところもあるので、良し悪しなんですが・・・
関西から移住してきて、商売やっているくらいだから、キツくなるのも無理はないとは思いますが、僕の対応が後回しにされちゃって不本意です。
で、僕の修正の方も、最初は数字を少し訂正するだけなので、すぐに終わると思っていたら・・・
すでに去年申告したのと同じ、事業所得やら給与所得やら、株の配当所得やらもイチから入力し直さなければならなくなりました。
数字が変わらない部分も再入力しなければならない理由が良くわかりません・・・
で、時間を掛けて入力したのは良いですが、「決定」ボタンを押しても、システムが受け付けてくれません。
やむを得ず、手書きでの対応になりました。
記入自体は税務署の方がやってくれたのですが、手書きの記入で30分近くかかりました。
結局、全部で2時間近くかかりました。本申告の時間の方が短いくらいでした
税務署側で確認して判明したのですが、システム上で受け付けられなかった理由が、「総合課税」と「申告分離課税」の設定で税務署側がミスってたみたいなんですよね。
2018年は、どっちで申告するか聞かれたので「総合課税」を選択したのですが、2017年は「申告分離課税」に勝手に選択されてしまっていたみたいです。
これは、税務署側のミスだったみたいで、事後修正してもらうことにしました。
本来、過去にさかのぼってこの修正はできないそうですが、今回は税務署側にミスがあったので、特別に修正してくれるとのことでした。
まあ、「修正できない」とか言われると、キレるしかないわけですが。
税務署側も正直に言ってくれたし、ミスしたのはお互い様なので、特に文句をいうこともないと思いますが、だいぶ時間は取られてしまいましたね・・・
「総合課税」か? 「申告分離課税」か?
みたいなところも、あまり意識はしてなかったんですが、課税額も変われば、住民税や保険料も変わってくるので、本来はそこまでしっかり考えて申告しないとダメなんですよね。
こういうところは、税理士に頼ればよいのでしょうが、税理士に頼むほどには複雑でもないし、事業収入が大きいわけでもないので自分でやらざるを得ないですね。
ただ、こういう経験をしておくと、色々と勉強にはなります。
会社員時代は、全て会社がやってくれて、給与明細を見ても、「額面と比べて手取りがえらい少ないなあ・・・」と思うくらいでしたが、いまは「どう申告すれば手取りが増えるのか?」「お上に強制徴収される部分は何に使われるのか?」みたいなことを考えるようになりました。
「自分が負担している」という意識が強くなるので、税金の使い方とか、年金制度のこととか、いろいろ意識的になるんですよね。