クオーターパウンダー

デービッド・アトキンソン氏の下記の記事を読みました。

日本人が大好きな「安すぎる外食」が国を滅ぼす
「ビッグマック指数」に見る経営者の歪み

いろいろな人が、日本経済に関して処方箋を提示されていますが、デービッド・アトキンソンさんの主張が一番納得性が高いと思っています。

ここ2年間ほど、長期で海外を旅することがありますが、「日本の外食費は安い!」というのが実感です。
特に、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋の島々は、外食費が高いので、旅行中も自炊率が高かったです。
ちなみに、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドでは、市場やスーパーマーケットで蓄農産物を買う限りは、日本よりも安いこともありました。
加工食品は急に高くなり、外食するとさらに高くなります。
要するに、人の手が加われば加わるほど、価格は上昇していきます。

これらの国で500円以下で外食しようと思うと、ハンバーガー、サンドイッチ、ケバブくらいしか食べられません(サイドディッシュは付けられない)。

人件費が高いので、当たり前と言えば当たり前です。

東南アジア(タイ、フィリピン)のように、まだ日本よりも外食費が安かった国もありますが、日本と比べると経済力も落ちますからねえ。

日本は、原材料の価格は特に安くはないですが、外食費は安いのです。
先進国の中では、「かなり安い」と言って良いと思います。
一人暮らしの身としては、助かるわけですが、これだけ他の先進国と差があるのは不思議ですね。

ちなみに、記事の中ではビッグマック指数で比較されていますが、この指数は外食費を比較する上では、必ずしも適切とは言えない気がしますね。
韓国やタイのほうが指数の値は高いですが、外食費は日本の方が高いと思いますよ。
一方で、トルコやロシアは日本よりも低いけど、これらの国の外食費は日本より高いと思います(食べるものによるけど)。

日本の賃金の低さに関しては、下記の記事で論じられています。

景気は絶好調なのに実感できない理由

同じ資本主義国でも、海外であれば、企業が儲かったら賃上げ要求も激しくなるし、賃金の安い職場からは人材が流出してしまうでしょう。

景気は良いみたいだし、物価も上がりつつありますけど、保険料や税金負担も大きいし、消費税ももうすぐ上がりそうです。
それに対して、賃金はさほど増えていないように見えます。

このまま行くと、日本は「企業、経営者、株主は儲かるけれど、労働者は儲からない」という社会が来るんじゃないかと思います。
消費を活性化するのは、富裕者層(高齢者の比率が高い)と外国人。

賃金を上げる政策を取らないと、日本は袋小路に陥ると思うんですが、なかなか実現しないですねえ・・・


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