昨日(もう一昨日?)のニュースになりますが、秋葉殺傷事件の加藤被告の死刑が確定しました。
加藤氏が逮捕された時のことはよく覚えています。
ちょうどそのとき、同世代(+ちょっと下の世代)の男女で温泉旅行に行っていました 
旅館の食堂で、みんなで食事をしている時、テレビで逮捕のニュースで流れたのです。
そこで、一番かわいい女の子がこういいました。
こういうちゃんとした職業に就いてない人って、何するかわからないから怖いね
この瞬間、完全に萎えましたね 
『21世紀の資本』のトマ・ピケティは、現代は19世紀の格差社会に戻りつつあると言っています。
19世紀のロシアではドストエフスキーが『罪と罰』を著しましたが、ちょうどその頃、ロシアでは身分格差、資産格差が拡大していました。
主人公の大学生は、世の中の不平等性に憤り、金貸しの老婆を殺します。
金貸しの老婆が労働者から搾取する「資本家」の象徴だったのでしょう。
そうした社会環境の中、マルクスの『資本論』が世に出てきて、ロシア革命へとなだれ込んでいきます。
一方、現代でも若い人たちを中心に、格差に対する不満が蓄積されているようです。
実際、先ほど下記のようなニュースが出ていました。
秋葉原殺傷、ネット世代に影響いまだ…被告に「共感」書き込み続く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150203-00000106-san-soci

しかし、19世紀と違って、現在は立ち向かうべき相手が見えづらい社会です。
鬱屈した不満を向ける矛先がないため、無差別殺人が起きる・・・
と言ってしまうと言いすぎでしょうか?
アクリフーズ農薬混入事件においても、犯人の元契約社員は以前から工場の待遇に不満を抱えていたと言います。
しかし、被害は雇い主だけでなく、消費者も被る結果となりました・・・
高度資本主義社会では、搾取、非搾取の関係が曖昧です。
倒すべき相手が明快ではないから(?)、デモや犯罪は起こっても、革命は起こりません。
ピケティにおいても、革命ではなく、政策で格差の是正を図ることを主張しています。
いずれにしても、格差は社会不安を助長します。
お金持ちは格差社会を容認しがちですが、不安で不安定な社会は嫌だな、と私は思いますね。


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