世界人口の半分36億人分の総資産と同額の富、8人の富豪に集中
詳しく書くと、世界の所得の低い半分の36億人の資産が、トップ8人の資産と同じレベルということです。
世界的に所得格差が拡大しているという話は良く出ますが、こういデータを見せられると、驚きますね。
8人のうち6人が米国で、IT起業家が多くを占めていることは現代の象徴だと思います。
これを見ていると、富の配分がうまくいってないんだな・・・
と思います。
トップ層なんて、資産が10分の1に減ったところで、生活レベルは変わらないと思いますけど、それが下半分の36億人に配分されるだけで、社会全体の豊かさはだいぶ担保されると思います。
もちろん、世界の大金持ちはすでに社会貢献事業をたくさんやっていますけどね。
以前、歴代の世界のお金持ちランキングを紹介したことがあります。
資本主義社会以前であれば、富を独占しているのは国王や皇帝などの国家の支配者で、国土から産出される資源や、国民の労働力から生まれる生産物を集約することで莫大な富を築いてきました。
一方で、資本主義社会では、起業して金融市場や消費市場から富を集めてくることで資産を築いています。
まあ、現代の方が社会構造的にはマシで、表向きには誰でも大金持ちになるチャンスが与えられています。
しかし、ここまで格差が拡大して、富が富を生み出す社会になってしまうと、資産の硬直化が起きると思います。
トランプ政権によって、アメリカからその構造の切り崩しが起きていくのか、興味深いところではあります。