連休は自粛・巣ごもりで、自宅にある本を読んでいます。

古典や文学作品と平行して、ビジネス書、実用書も読んでいますが、このご時世に読むと、違った世界が見えてきます。

プレコロナ時代は、「A.I.やロボットによって仕事が奪われる」みたいな論調が目立っていましたが、結局、人々から仕事を奪ったのはウイルスでした。
これを予想できた人は、全くいなかったんですよねぇ。

で、新型コロナによって失われた仕事は、A.I.やロボットが代替はしてはくれないんですよねえ・・・

感染の懸念がある「必要不可欠な仕事」、例えば医療や介護、スーパーやドラッグストアでの販売、宅配なんかも、A.I.やロボットが代替してくれているわけではないんですよねえ。

テレワークになって、管理職を中心に「この仕事、実はいらなかったんじゃないの?」、「ハンコってムダじゃないの?」みたいな議論も出ていますが、これは、A.I.やロボットとは関係ないし、その他の先端技術とも関係はありません。

「そもそも、この世の中にはなくて良い仕事がたくさんあった」ということが露呈してしまったただけの話じゃないかと思います。

この世の中は、「不必要な仕事は亡くせばよい」、「生産性の低い人間はクビにすればよい」という風には、なかなかならないんですよねえ。

また、最先端の科学技術や経営理論も、新型コロナの蔓延を防ぐごともできていなければ、経済的なダメージをカバーすることも、人々の仕事を代替することもできていません。

あと「データサイエンス」だの、「ビッグデータ」だの、「統計学」だの、最近トレンドでしたし、ベストセラー本も結構出ていました。

実際、この手の本は良書が多いです。

でも、誰もデータに基づいて客観的、合理的に考え、判断しようとはしないんですよねえ・・・

「クリティカルシンキング」、「ロジカルシンキング」とか、ビジネスマンの多くは勉強しているはずなんですが、新型コロナにそういう思考で向き合っている人は、ビジネスマンでもほとんどいません。

例えば、「日本はPCR検査数が少ないから、感染者数が少なく見えるだけだ!」みたいなことを言う人は多いですが、「他国の検査数が何件か?」、「死者数を他国と比較してもそう言えるのか?」、「検査数が少ないとしても、必要ないから検査していないのか、必要な人に検査できていないのか?」みたいなことを自分で検証している人はほとんどいません。

「新型コロナに効く」という諸々のデマについても、「医学的根拠はあるのか?」を調べて、検証する人は少ないんですよねえ。

そもそも、世界最大の大国の大統領自身が「消毒液を注射すれば良い」という風説を流布してますからねえ。

新型コロナ禍で実感したのは、「世の中は思ったよりもバカが多い」、「先端技術や合理性で世の中は変えられない。なぜなら、それらよりもしがらみの方が重要だから」ということです。


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