日本

連休はいつも海外に出かけていたこともあり、祝日があっても「何の日なのか?」を意識することはほとんどありませんでした。

そう言えば、今日は憲法記念日でしたね。

憲法記念日だと知ったところで、「じゃあ、今日1日は憲法について考えてみるか/勉強してみるか」とはなかなかなりませんよねぇ。

ただ、今年はどうしても憲法について考えざるを得ない状況下にあります。

「日本の現行の法律に則ると、ロックダウン(都市封鎖)はできない」という事実にわれわれは直面しました。
一方で、「日本より民主主義が進んでいる」と思っていた欧米は、ロックダウンを実施しています。

憲法改正論議も活発化してきているようで、自民党はこれを改憲の後押しにしようとしているようですが、新型コロナ対策で国民の支持を失っている状況でもあるので、改憲はむしろ遠のいている感もあります。

<新型コロナ>緊急事態を強調、改憲狙う自民 「条項」国会関与なく私権制限

憲法って一体何だろう?

という問いに対して、僕は「国民の権利を保障するものじゃないの?」とずっと思ってきたし、学校でもそういう風に習ったと記憶しています。

でも、実はそうじゃなかったんですよねぇ。

大学生時代に小室直樹さんの憲法に関する本を読んで、「憲法というのは国家権力を制限するためのものだ」みたいなことが書かれていて、目からウロコだったのを鮮明に覚えています。
(勉強になるので、みなさんもこの機会に是非読んでみてください)

憲法が「国民の権利を保障するためのもの」であれば、「ロックダウンしたほうが良いんじゃないの」と多く(過半数?)の国民が思えば、ロックダウンに踏み切れるはずなんですよね。

でも、そういう話ではないのは、憲法がそれができないように「国家権力を制限している」ものだからです。

改憲派の人の多くは「日本国憲法は第二次世界大戦後にアメリカから押し付けられたものだ」と主張しています。

それは間違いはないでしょう。

では、なぜアメリカは日本に現行のような憲法を押し付けたのか?

政府や軍部に抑圧されていた日本国民を救うため・・・

などではないことは明らかです。

日本(の国家権力)が暴走して、アメリカに歯向かわないようにするためと考えるのが理にかなってます。

昔も今も、アメリカ政府が善意に溢れる人たちではないことは明白な事実ですからねえ。

話はちょっとズレますが・・・

最近知ったことなんですが、アメリカの合衆国憲法には男女平等は明記されていないんだそうです。

そういう意味では、日本国憲法って、万人の平等も歌われているし、戦争放棄・戦力不保持・交戦権否も定められているし、欧米よりも平和で民主的な憲法なんですよねぇ。

日本が実際にそういう国なのか?

というと、それはまた別問題なのですが。。。

当時のアメリカが、「実験台の意味も兼ねて、自国よりも民主的な憲法を日本に施行させた」という経緯もあると聞いたことがありますが、いずれにしても、欧米各国が法律に基づいてロックダウンができても、日本はできないという点では、「日本の法律は欧米諸国よりも国家権力が抑制されている」ということになります。

僕自身は、必ずしも護憲派ではないですが、「現行の憲法で支障なく国家が運営できるなら、改憲はする必要はない」という立場です。

9条に関しては、自国で戦力を保有でき、他国からの武力干渉に応戦できるメリットよりは、「国際貢献」の名のもとに海外派兵を強いられ、自国民を命の危機に晒されるデメリットの方が多いと考えているので、現状では買えないほうが良いと思っています。

緊急事態条項に関しては、検討の余地はあると思いますが、いずれにしても、今回の新型コロナ対策には間に合わないので、現行の法制度の下で収束できたか否か? を踏まえた上で、今後の同様の事態が発生したら対応可能かどうかを検討すればよいんじゃないかと思うわけです。

小室さんの本のタイトルではないですが「憲法とは国家権力への国民からの命令である」と思うと、憲法がより身近なものとして考えることができるんじゃないでしょうか(?)


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