新型コロナウイルス対応で、政府が批判を浴びています。

民主党政権時代の震災対応と比べると、マシだとは思うんですが、それでも対応が悪いのは事実ですね。

軍事用語で、「平時」と「有事」というのがあるのですが、日本政府は圧倒的に有事対応が下手だとは思います。

緊急事態が起きた時に剛腕を発揮できるリーダーがいないんですよね。

国民は政府の決定に文句をたらたら漏らすし、野党は与党の対応を批判する割には、有効な代替案を提示しないわで、迅速に物事が進められません。

有事の際というのは、有無を言わさず強制的に民衆に対応を強要することも大切なんですが、下手に民主的な対応をしていると、対応が遅れて被害が広がることも多々あります。

アメリカみたいな、世界各国に民主主義を押し付けてきた国でも、大統領に強大な権力を集中させて、時には強権発動しますからねえ。

最近、塩野七生の『ローマ人の物語』を再読していますが、前回読んだときは気づかなかった発見があります。

古代ローマの民主制時代は、「独裁官」というのを置いていたそうです(2巻目に記述があります)。

独裁官は、緊急時、具体的には戦争、災害、疫病の際に一時的に任命されて、対応に当たるんだそうです。

なお、平時に戻っても独裁者に留まることがないよう、任期が定められていたそうです。

普通の政治家は支持率を落とすようなことはなかなかできないので、緊急時は独裁官を任命して、全権委任すればよいと思います。

いまの日本では、独裁官がクーデターを起こしたりはしないし、しても抑えることができると思います。

民主主義は良い制度だと思うし、平時には有効に機能するので、民主主義は維持すべきでしょう。
ただ、有事の時は民主主義は機能不全に陥るので、一時的に独裁体制を取るというのはあると思うんですよ。

まあ、独裁官には危機対応に強い優秀な人材が必要なので、誰がそれができるのか?
ということになると、難しい問題なのですが・・・


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