スーパー歌舞伎ワンピール2

夏休みシーズンになると、海や山で事故が起こります。

実は、僕の友人にも、夏に一人で山に登って遭難して命を落とした奴がいます。
彼は、無謀すぎたと思うし、家族をはじめ、多くの人に心配をかけ、悲しませてしまったことは、彼自身の落ち度だったと思っています。

最近は、レジャーの事故に対して「自己責任」「税金を使って助ける必要はない」みたいな議論も出てるんですねえ・・・

テレ朝・三谷アナ「遭難した私の先輩も批判された」水難・遭難事故に事故に浴びせられられる「自己責任」「税金使うな」

海外でテロリストに拘束されたジャーナリストに対するバッシングを見ていると、こうした意見が出てくるのも容易に想像が付くわけですが・・・

沖縄でも観光客による海難事故は結構たくさん起きています。
ただ、沖縄に限らないんですが、日本のビーチって海外と比べると、遊泳禁止エリアが多いし、いろいろ制限が多くて、窮屈なんですよねえ・・・

海外のビーチでは遊泳エリアはロープで区切られていないのが普通ですし、断崖絶壁の絶景ポイントに柵が設けられていなかったりします。
日本人の身からすると、「危ないなあ」と思うんですが、それこそ個々人の行動は「自己責任」ということなんだと思います。

ここで言う「自己責任」というのは、「事故が起きても助けないよ。自力でなんとかしろ」ということではなく、「どういう行動を取るかは個人の判断に任せる」という意味です。

現代の日本はとても不思議な国で、表向きは「失敗を恐れずに挑戦しろ!」みたいなことを言っている割に、トラブルが起きると「自己責任」と言って相手を批判するんですよねえ・・・

そう言えば、『カメラを止めるな』の上田慎一郎監督は、高校時代に同級生と自作のイカダで琵琶湖を横断しようとして漂流してレスキュー隊に救助されたんだそうです(この「事件」は新聞にも載ったそう)。

あの日あの時『琵琶湖イカダ漂流事件』

「バカな高校生もいるなあ」って話ですが、「自己責任だ」「こんなバカなやつ助ける必要はない」となったら、上田監督は水死して『カメラを止めるな』は生まれなかった可能性もあるわけで・・・

挑戦する人って、概して無謀なこと、無意味なことも沢山やってしまうものだし、その中には世間様に迷惑をかけてしまうこともあるんですよね。

価値ある挑戦と、無謀な行為を最初から分けることは難しいものです。

そう言えば、大学の探検部が存続の危機を迎えているって記事をつい最近読みました。

大学探検部が存続できない窮屈な時代 「挑戦する若者」は育つのか

思い返してみると、僕の学生時代は、大学の探検部(特に早稲田大学)がいろいろやらかしていました。
当時からトラブルを起こした学生に対して風当たりは強かったですが、いまほどバッシングはされてなかったと思います。

無謀なことをやろうとしては止められ、ムリを押して実行して何か起きたらバッシングされる・・・ということでは、挑戦しようとする気持ちが萎えてしまいますよねえ。

「挑戦しろ!」「失敗を恐れるな!」みたいなことを言う人に限って、本当はホンネで言ってるわけじゃないと思うし、何か起きたら「自己責任だ!」とか言い始めると思うんですよ。

日本人は、世間様から後ろ指さされないように、無謀なことはせず、安全なところで安全な行動だけしているのが良いと思います。

創造性とか革新性とかも犠牲になるかもしれないけど、そういうものは海外の人達に任せて、日本人は挑戦せずに地味に暮せばよいのです。
それが嫌な人は海外に行ってやってもらえばよいでしょう。

それで、日本はドンドン面白くない国になっていくと思うんですが、すでにそういう国になりつつあるし、大半の日本人はそれを受け入れているので、それはそれで良いんじゃないかなあ・・・と思うんですよね。

変にダブルスタンダードで矛盾したことを言われるよりも、「異質なものや外れたものは排除する」ってことで割り切っちゃった方がわかりやすいんじゃないかと思います。


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