日本

昨日、『アルキメデスの大戦』のレビューを書きました。

日本のダメさを実感する『アルキメデスの大戦』

この映画って、戦艦大和の建造を題材にして、合理的な判断ができず、人間関係やその場の空気感に流されて暴走してしまう、日本人の欠点を批判したものと見ることもできるわけですが・・・

現代の戦艦大和といえば、東京五輪だと思います。

予算が膨れ上がっていくにもかかわらず、それに難色は示しても歯止めはかけず、費用対効果もちゃんと見積もらないまま、すべてが成り行きでなし崩しに決定されてしまう姿は、まさにこの映画の中の世界と相似形といえます。

ところが、この作品の監督の山崎貴氏は東京五輪の閉会式を担当するんですよね。

しかも、本作の制作委員会に名を連ねているのは、五輪運営に深く関わっている電通です。

このタイミングで、彼らがこういう映画を世に放つ理由っていったい何なんだろう?

と邪推してしまうわけですが・・・

田中泯が演じる、戦艦大和推進派の平山が最後の方にこういう発言をするんですよね。

「戦争での負け方を知らない日本人は、最後の一人まで戦ってしまい、その結果、国はつぶれる。この国を守るには、絶対に沈まないと信じさせた鉄壁の船を目の前で沈ませ、国民を目覚めさせなければならない。戦艦大和は、日本の依り代なのだ」

平山は、戦艦大和を作ったところで日本が負けることは判っているんですよね。

その上で、戦艦大和を作る意義を上記のように行っているわけです。

要するに、山崎監督も電通さんも、この平山と同じなんだと思います。

要するに、東京五輪によって、東京や日本が活性化するなんて思ってないんだと思います。
それでもあえて東京五輪を開催するのは、東京五輪をやった後、日本が沈むことで、日本人を目覚めさせようとしているってことじゃないかと思います!?

上記の論考(?)は8割は冗談ですが、2割は本気で言っています。

もはや、東京五輪が高い経済効果を生まないことは、国民みんなが暗黙で了解していることだと思うんですよね。

最後に、五輪の花火をパーッと打ち上げて、あとは清く散る。

その後は、世界でイマイチ存在感に欠ける極東の小国として生きていく。

そうなるだろうし、それで良いんじゃないの? と僕は思っていますよ。


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