常見陽平氏が面白いことをお書きになってますね。
43歳のオッサンは26歳の君を批判しない この世がクソゲーでも向き合うのが中年だ
昨日、出世の話を書いたばかりですが、色々と考えさせられます。
会社を辞めて自由な時間ができて、お金もそれなりにあるのですが、色々と第2の人生について考えるんですよね。
沖縄でダイビングをしてると、ダイビングショップのオーナーをやるなんてどうだろう?
なんて思ったりもします。
自分が潜るのは経費・・・いやそれどころか稼ぐ手段そのものになる。
毎日ダイビングして生活できるのも楽しいかも。
でも、そこまで考えてふと思います。
機材揃えたり、インストラクターを集めたりしないとならないし、船もいるなあ。
その前にダイブマスターの資格取らんと。
開業したらしたで、集客したり、予約取ったりしないとダメだし、何よりもお客さんの命を預かる仕事だから責任は重いしなあ・・・
仕事じゃなくて、趣味でダイビングする方がいいかも・・・
他にもいろいろな将来像を考えてはみているのですが、「やってみよう!」という風にはなかなかなりません。
もうオジサンだから、夢ばかりも見てられないんですよね。
それ以前に、先にある現実が見えてしまって、「夢を実現したところで、どんだけ楽しいの?」と思ってしまいます。
夢を見る力を失ってしまったのかな・・・なんて思ってしまいます。
上を向かなくてもいいから、前を向いて歩くのだ。それが中年だ。
自分の限界に気づき、残された人生も半分過ぎたのに何も大きなことは成し得ていない。
いまさら夢を見てはいられない。
できることといえば、ショボイ日常生活を何とかやり過ごすことくらい。
でも、そんな現実と向き合って、前を向いて歩いていくことが大切なんですよね。
中年のオヤジは、夢を見る能力は衰えているかもしれないけど、現実に向き合う能力は高いはずなんですよね。
そう言えば、僕の知人で、ずっと非正規雇用を続けていた男が、40歳を前にして正社員になりました。
彼は結婚しているのですが、「いまの地位だと将来が不安定だし、この給料じゃ子供も作れない」とずっと嘆いていたんですよね。
オジサンと呼ばれる年齢になる直前に、「クソゲーに向き合う」というポジションを確保したんですよね。
僕自身は会社を辞めてしまいましたけど、彼の新たな門出は素直に祝福したいと思います。
もちろん「正社員の地位なんてクソだよ!」なんてホンネは言ったりしません。
僕もオヤジですから、そのくらいの良識はわきまえていますから。