すっかり見落としていましたが、上野千鶴子さんが日本社会に対して「皆で貧しくなればよい」と発言して炎上していました。
上野千鶴子「日本人は多文化共生に耐えられないから移民を入れるのは無理。平等に貧しくなろう」
言っている内容がヘンだとは思わないんですが、上野千鶴子がこういう発言をしたから炎上した、というのはあるんでしょうねえ・・・
人口も減少していて、経済も成熟(停滞)、新しい産業が育つ気配もない・・・という状況を考えると、日本の将来は、
・みんなで貧しくなる
・大半の貧しい人と少数の富める人に分かれる
のどちら化になると考えるのが妥当です。
後者よりは前者の方が、日本社会にとっては幸せかなと思います。
デービッドアトキンソン氏の本で学んだんですが、やっぱり人口と経済成長の相関は強いんだと思います。
色々な議論はありますけど、人口減少社会で経済成長を続けるというのは至難の業だと、世界を見てきても思いますね。
僕個人としては、グローバルへの分散投資を進めているところなので、たとえ日本が貧しくなっても、トータルで投資収益が上がれば問題ありません。
日本が貧しくなって、デフレになれば、むしろ使えるお金は増えることになります。
「貧しくなった方が良い」とは思いませんが、「貧しくなってもしょうがない。そうであれば、格差が拡大するよりは、平等に貧しくなった方が良い」という考えです。といいつつ、「平等」の中に自分は入っていないつもりでいるのですが・・・
ただ、これまでのキューバを見ても分かるとおり、平等に貧しくなると、優秀な人が海外逃亡してしまい、余計に国家は貧しくなって行ってしまうんじゃないでしょうか?
「みんなで貧しくなる」社会というのは長続きしない気がするんですよね。