グラタン

*タイトルが煽りっぽいですが、中身は真面目です*

卒業旅行の時に、ヨーロッパで知り合った同い年の女性(日本人)がいます。
僕は浪人院卒、彼女は大卒で就職していたので、彼女は当時すでに社会人でしたが。
旅行の後も、彼女とはたまに会って、ご飯食べたり映画観たりしてたんですよね。

恋愛感情を抱いていたことも確かにあったんですが、思いはさほど強くはなかったし、途中でお互い忙しくなって、つい会わないままになっていました。
数年後、彼女から「結婚する」と聞いたんですよね。
結婚式には行かなかったんですが、その後も、毎年年賀状はやり取りしていました。

で、今年の年賀状に「会社辞めます。いつまで東京にいるかわかりません」と書いたところ、15年ぶりくらいにメールが来て、会うことになったんですよね。

と言っても、相手にはすでに中学生と小学生の子供がいます。
「あまり遅くなれない」」とのことなので、ランチとお茶をしただけですが。

彼女は、身内を事故で亡くしたり、若いころ、様々な不幸に見舞われました。
だからか知らないけど、性格は大人しめで、明るくもないんですけど、経験に裏打ちされた真面目さと深さがあるんですよね。
彼女を見ていると、真っ当に生きようとする静かな力を感じるんですよね。
不幸があっても、それを糧にして幸せになる能力を備えている。

結婚後に初めて会ったんですが、当時と外見はあまり変わってなくて、若々しかったですよ。
子育てや夫婦関係には、ちょっとした諍いはあっても、幸せに暮らしているようです。

いまさら、どうこうなろうとは思わないし、彼女の家庭にこれ以上割り込むつもりもないんですけど、再度あってみて「もしこの人と結婚してたら、それなりにうまくやれてたかもなあ・・・」なんて思ったりします。
まあ、そうなっていないから、勝手に都合の良いこと言えることなんでしょうけどね。

強い恋愛感情を抱いた相手と、必ずしもうまくやっていけるわけではないんですよね。
人間の心は不思議なものです。

15年を経て、お互い全く違った人生を歩むことになったんだな・・・
と感慨深いものがあります。

振り返ってみて、僕がいまの人生を選んだのは必然だった、とも思います。
お互い、収まるところに収まったってことなんでしょうね。


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