たばこと塩の博物館で、『遊牧民絨毯を巡る旅 ―絨毯とともに30年―』という講演会があったので、行ってまいりました。

遊牧民絨毯を巡る旅

下記の特別展で展示物を提供されている、丸山繁さんの講演です。

丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織~塩袋と旅するじゅうたん~

遊牧民絨毯を巡る旅 01

色々な点で勉強になりました。

講師の丸山さんはとても面白い方です。
企業の要職の身にありながら、遊牧民族の絨毯に惹かれて、会社を辞めて絨毯商人(?)として起業されます。
イラン各地を回って、遊牧民族から絨毯を仕入れて売るんですよね。
現地人も行かないような危険地帯まで絨毯を会に行ったりもされたそうです。
肩書だけ見ると、「怪しいオジサン」と思ってしまいそうですが、誠実でサービス精神旺盛で魅力的な方でした。

セミリタイアではないのですが、好きなことを仕事にして自由に活動できるのは羨ましいと思いましたね。
こういう生き方は魅力的だと思います。

いまは、イランには遊牧民の定住化が進んで、手作りの絨毯はなくなっているんだそうです。
イラン人にとって、遊牧民族とその文化については、原始的で洗練されていないものと見えるらしく、近代化がどんどん進んでしまっているんですよね。
無形文化遺産に登録できれば、この文化を残そうと思うイラン人も出てくるかなあ・・・と思います。

絨毯を作るのは、若い女性の役割だそうですが、20代半ばには引退してしまうんだそうです。
ちなみに、デザインの図面もなく、その場で作っていくそうなんです。
絨毯1枚作るのに、一般に1年以上時間をかけるそうです。
値段が高くなるのも無理はないです。
ただ、凄く長持ちするんだそうですよ。
嫁入り時に絨毯を持って嫁ぎ先に行くそうなんですが、その出来栄えで嫁としての価値を評価されるんだそうです。

イラン遊牧民の時間感覚は僕たちとかなり違うそうで、絨毯についても「いついつまでに仕上げないとならない」というのがないそうです。
多くを望まず、絨毯制作で毎日を過ごしていても、それ自体を幸せと感じられるそうなんですよ。
遊牧民族の生き方から、自分の生き方について学ぶことも多そうです。

講演会も面白かったですが、この博物館の入場料は激安なのに、展示もしっかりしていて、なかなか良いですよ。
なお、講演会は、入場料だけで参加できます。

たばこと塩の博物館

展示品の質 ★★★☆☆ たばこや塩に関する展示物。
展示数 ★★★☆☆ まあ、普通でしょうか。
雰 囲 気 ★★★☆☆ 普通ですが、ひろくてゆったりしてます。
解  説 ★★★★☆ たばこと塩の知識が深まります。
交  通 ★★☆☆☆ 本所吾妻橋、押上が最寄駅ですが、駅から結構歩きます。
入場料(CP) ★★★★★ 常設100円、特別展300円は安い。たまにやってるイベントも入場料だけで参加できます。
総評 ★★★☆☆ ワザワザここに行く程はないですが、近くに行く機会があれば、行くべし。

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