老人

日本に戻って4日目にして、実家に戻ってきています。

前もちょっと書きましたけど、祖母の介護問題で色々と揉めてるんですよね・・・
アーリーリタイアの最大のリスクは家族だった!?

家族のひとりひとりの意見を聞いても、自分の都合の良い風に解釈したことしか言わないので、まずは祖母の状況を確認することからはじめようと思って、老人ホームに一泊しました。
これまでだったら、「こんなクソ忙しいのに、トラブル起こしてくれて、どうしてくれるんだ!」と憤っていたと思うのですが、会社を辞めたので、比較的余裕をもって取り組めるようになりました。

「これも自分の人生に必要なことだし、自分にとっても良い経験になるだろう」と前向きに考えています。

実際、これまでなかった体験だけに、色々な発見があります。

祖母は、認知症で五分前に言ったことも忘れてしまいます。
そして、同じ話を繰り返します。
しょっちゅう僕が誰だかわからなくなって、何度も「どちらさんですかいな?」と聞かれ、そのたびに「僕は〇〇だよ」説明しなければなりません。
その時は、いちおう納得はしてくれるのですが、本当に理解してくれたのか、良く分かりません。

基本的な知力に欠陥があると言えばあるんですが、僕自身、忘れっぽいことがあって、友達と会話をしていて「その話、前に聞いた」と突っ込まれることもたまにあるし、以前会ったことのある人と再会して、どこの誰だかわからないことも良くあります。
特に、最近、その傾向が強くなってきている気がします。

完璧な記憶力を持っている人からすると、僕は欠陥人間に見えるでしょうね。
完璧とはいかなくても、「どうしてこの人、こんなに記憶力あるの??」と思うことはままあります。
彼らからすると、僕も認知症に見えるかもしれません。

でも、他の多くの人の記憶力は僕とはたいして違いません。
(多少、僕よりマシかもしれませんが)
だから、こんな僕でも普通に生きていられるんですよね。

それを考えると、「健常者って何だろう?」って疑問に思ってしまいます。

それでいて、昔の記憶でしっかり覚えているところもあって、それを何度も繰り返し語ったりします。
人間の記憶って不思議だなあ・・・と思ってしまいます。

でも、感心ばかりしていてはダメで、介護をどうするかという現実的な問題を解決しないといけません。

祖母と会話しても、言うことに整合性がなくて、彼女自身がどうしてもらうのが一番幸せなのか、イマイチ良くわからないんですよね。
いずれにしても、今の状況に不満はなく、「いま幸せだ」と言っていました。

以前、NHKスペシャルで長寿に関する番組をやっていた時に、「歳を取ると、幸福感が増大する」と説明されていました。
実際そうなのかな・・・と思いました。

利害関係者のトラブルでゴタゴタが起きている中、祖母自身は平和で穏やかに生活している・・・という感じでした。

その点でも、人間って不思議だなあ・・・と思います。
他人事みたいに言っていてもダメですが、いまは家族のゴタゴタも距離を置いて冷静に見られます。

まあ、こんな感じでいられるのも、祖母がさほど悪い状況ではないからでしょうねえ。


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