労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です!!

日経平均が18年半ぶりの高値だそうです。

最近、大学の文系学部への風当たりが強いですね。

文科省が国立大学に「文学部や社会学部など人文社会系の学部と大学院について、社会に必要とされる人材を育てられていなければ廃止を検討せよ」みたいな通達を出して物議を醸してますが・・・

京大なんかは反旗を翻してます。
人文社会系学部「京大には重要」 山極総長、文科省通達に反論

理系出身の人、特にIT業界の人で、文系出身者、文系学部を見下している人をたまに見かけます。
(こういう人は短絡的で薄っぺらい人が多いと思います)

私は理系出身で、大学院まで出ているわけですが、昨今の文系バッシングはちょっとどうなんだろう? と思います。
たしかに、理系の大学は勉強も大変だし、特に卒論、修士論文、博士論文のいずれもかなりの時間と労力がかかります。
文系学部出身者よりは勉強量が違うし、特に、医学、薬学、工学系だと「社会に役立つことを勉強している」という自負があっても不思議ではありません。

実際、文系学部の教育については問題も多いと思います。
学部廃止論ばかりが強調されるけど、文部科学省は廃止だけでなく、問題があるから改善を要求しているということでもあるでしょう。

実際のところ、ビジネスで役立つことを学ばせたいのであれば、大学を職業訓練校化してしまえば良いし、実際に、世の中の大学の8割以上はそうした方がいいかもしれません。
4年間に渡って、会計、マーケティング、マネジメント、プログラミング、語学を叩き込んで、ビジネススクールでやっているようなケーススタディー、ディスカッションを繰り返して実践的な知識を学ばせて、成績が悪ければどんどん落第させる。
そうしたら、日本の産業界はもっとまともになり、企業の収益性は高まり、株価は上がり、僕はもっと豊かになることでしょう。

でも、「役に立つことだけ勉強することに意味あるの?」って思います。

「自分が常識だと思っていることは本当に正しいんだろうか?」とか、「自分がいま生きている社会はどういう風に作られたんだろう?」とか、そういうことを考えたり、考えるヒントになる知識を得たりすることは、1人の人生にとっても、世の中にとっても、とても大切なことだと思うんですよね。
ある程度お金もできて、人生の半分が過ぎた時、「これからどう生きればいいんだろう?」と思うのですが、科学技術も経営戦略論もプログラミング言語は、それに対して何も答えを出してくれません。
本を読んだり、自分で考え抜いて、結論を出していく必要があるわけですが、文化系の教養というのはそれをサポートしてくれるもの(直接的な解決策を教えてくれるものではないけど)だと思います。

大学の文系学部でそういう教育を施してくれるのかはさておき……ですが。
日本は歴史も文化もある国なんだから、そういうものは大切にして、研究対象にもすべきだと思うし、むやみにアメリカンスタンダードに従う必要もないと思うのです。
改善すべき方向性がちょっと違うんではないかと思います。


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