朝日地球会議01

ネット上では常にバッシングされている朝日新聞社ですが、無料で良質のフォーラムを開催してくれて、僕としてはありがたいですね。

そんなわけで、『朝日地球会議2016』に行ってきました。

最近、学校を卒業してからも勉強することの重要性をひしひしと感じています。
別に、キャリアアップともお金儲けとも関係ありません。
生物として最も高い知能を持つ人間に生まれた以上、学ぶこと自体が一つの価値ではないかと思うわけです。

さて、セミナーの話です。

一番期待していたのは、オープニングのロボット工学者の石黒浩先生のセッション。
ロボットの話かと思いきや、「人間とは何か?」という哲学的な問いに及んでいて、非常に勉強になりました。
他の研究者は、「人間に近いロボットを作ろう」とはしないそうです。
石黒氏は、人間に興味があるけど、人間を理解するのは難しい。
人間に似たロボットを作って、人間とロボットの関係を考察することで、「人間とは何か?」を解明しようとしている。
なるほどと思いましたね。
「人口知能と人間の違いは何か?」という判断基準としてチューリングが提唱した「チューリングテスト」を現代的な形で行っているように思えました。

メディア良く見かける方なので、「タレント学者じゃないのか?」と思ったりもしますが、そうでもないようですね(笑)。

石黒氏の『ロボットとは何か』が積読状態になっているので、読まなきゃ。

あと、都知事の小池百合子氏の登壇がありました。
最近、小池さんブイブイ言わしていますが、講演は至極真っ当な内容でした。
安倍総理や舛添元都知事は政治家としては優秀なのかもしれませんが、「この人だったら信頼してよい」と思わせる何かが足りない気がします。
小池さんは政治家としてはまだ未知数だと思うけど、どこか「信頼してもよい」という雰囲気が漂っているんですよね。

最後は教育とITの話題。

中室牧子氏の講演会がオモシロかったです。
科学的データに基づいた「エビデンスベースト」の教育を提唱されている方です。
教育政策は、偉い人の経験に基づいて決められてしまうが、特殊例に囚われると適切な政策が取れないというお話。
タブレットを活用した教育の効果もデータに基づいて検証されていました。

IT化とは関係ないのですが、貧困家庭、シングルマザー家庭はやっぱり学力も低いというデータがあるんだそうです。
あと、教育費は年齢が低いときに投入した方が投資効率が高いとか。
「教育は愛情だ」「教育は心だ」というのは耳障りはよいですが、それで本当にうまく行くかは分かりませんからねえ。

いずれにせよ、時代は変わったなあ・・・と思います。

朝日地球会議02


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