ちょっと前になりますけど、10余年前までは「ベンチャー企業」と言われ、いまは「ブラック企業」と言われている、某会社のお偉いさんと話をする機会がありました。

その方、曰く「労働条件は昔も今も変わらない。いや、むしろ以前の方が悪かった。でも、右肩上がりで成長していた頃は、みんな夢を見れたし、だからこそ、過酷な労働条件でも喜んで働いてくれた。でも、収益が悪化しはじめると、歯車が逆回転して、ブラック企業と言われ、人材も集まらなくなってしまっている…」

なるほどなあ。
と思いました。

いまさらこの話を持ち出したのは、「いまの日本が同じ環境に置かれているんじゃないだろうか」と思ったからです。

舛添都知事の公金浪費や、五輪の賄賂問題で日本が揺れています。
昔の政治家が、いまよりクリーンだった訳ではないと思います。
ただ、いまの日本人が将来に対する夢を見れなくなった。
だから、国家や自治体の行為に対して寛容にはなれないし、税金が無駄なことに遣われることに対して憤りを感じる。

夢を見れない国家のために、滅私奉公して税金を納めて、その用途はお上に委ねる・・・なんて気持ちにはとてもなれません。

1964年の東京オリンピックの時は、招致決定時の首相は岸信介だったけど、その後、池田勇人(ブロガーじゃないよ!)に変わった。
都知事は東龍太郎だったけど、裏で五輪を仕切っていたのは、鈴木俊一氏。鈴木氏は、その後、長期で東京都知事を務めています。

当時の指導者は、五輪後も国民に夢を見させてくれていたんだな・・・と思います。

でも、いまは、甘い夢はもはや見られない時代です。
金を使っても言いから、良い夢を見させてくれ。
という風にはなりません。

上の世代の為政者を見ていると、そこ誤解しているのかもなあ・・・なんて思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください