労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です

数日前には、「トレンド転換か?」みたいな不安を煽る報道が多かったですが、株価は上昇しました。
私の方は、報道は信じず、下がったタイミングで少しずつ買っていました。
とはいえ、本当にちょっとずつしか買ってませんが。

さて。
数日前に、ノーベル賞の授賞式が行われて、テレビでもノーベル賞に関する報道が増えています。
物理学賞の梶田さんが出演される番組で、出演者から「梶田さんの研究って、世の中にどんな役に立つんですか?」という質問を受けるのを見ました。

こういう質問する人、ダメじゃないかと思います。

羽生結弦君に「フィギュア―スケートって何の役に立つんですか?」とか、
羽生善治さんに「将棋って何の役に立つんですか?」とか、
イチローに「ヒットを打つことは、世の中にどういう役に立ってるんでしょうか?」とか、
村上春樹に「小説って世の中に役に立ってるんですか?」とか、
レディーガガに「あなたが歌を歌うことは、世の中に役に立ってるんですか?」とか、

そういうことは普通は聞かないし、聞くこと自体が失礼にあたると思うんですよね。

でもなぜか、ノーベル賞受賞者にはそういうことを平気で聞いてしまうんですよね・・・

僕が梶田さんだったら、「じゃあ、あなたが生きていることで、世の中にどんな役に立ってるんですか?」と聞きたくなると思います。

梶田先生は人間ができていらっしゃるようで、そういうことはお聞きならないようですが。

高校時代に「数学って世の中にどう役に立つんだ!?」みたいなこと言っている(あまり頭の良くなさそうな)生徒がいましたが、大学に入って専門的に勉強すると、数学というのは、照明とか、宇宙船とか、原子力とか、マーケティングリサーチとか、色々なところで役だっていることがわかります。

ニュートリノに質量があることが検証できたことで、世の中がすぐに変わるのかというと、そうではないかもしれません。
相対性理論も量子力学も、発見された当初はどう役に立つか良くわかっていませんでした。
ところが、現代社会ではすごく役立っているんですよね。
たとえ、人間の生活に直接的に役立たたないとしても、真理の究明自体、人間の営みとしてすごく価値あることだと思うんですよね。

そう言えば、株式投資で稼いでいる人に対して「世の中に何の役にも立っていないのに、お金を稼ぐのは怪しからん」みたいなことを言う人が依然としているんですよね。

一方で、そう言う人が、銀行にお金を預けて利息を受け取ることに対しては罪悪感を覚えなかったりするので不思議です。

「世の中の役立つ」って、一体なんなんでしょうね?

「それって、何の役に立つの?」と言う前に、もう少し深く考えて欲しいものですよ。
正直申しまして。


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