「何だかんだ言っても、トランプが再選するだろうなあ」とこれまで思ってきたのですが、トランプがコロナに感染して以降、急速にその考えは揺らいできました。

「トランプのコロナ感染はむしろ大統領選に有利」みたいな説もあったんですが、回復後の対応があまりにもダメで、バイデンとの差もだいぶ広がってしまいましたねえ。

このまま行けば、バイデンが逃げ切るんじゃないかと思えてきました。

トランプ再選の方が株価には好材料という意見が強いですが、僕自身はそんなことはないと思っているし、再選はナシにして欲しいとも思っています。

バイデンになっても、アメリカ社会の分断やコロナ対策が容易に解決するとは思えないんですが、さすがにあと4年をトランプに任せるのはヤバすぎるでしょう。

選挙戦を見ていても、大統領制度も善し悪しだし、アメリカの民主主義もかなり不完全なものだなあ……と思っています。

政治家も票集めのためにポピュリズム的な政策をとらざるを得ず、大義や長期的視野を持ちにくくなるし、当選のために相手をこき下ろしたり、グレーな手段を取ったりしているのを見ていても、「ちょっとどうかなあ」と思うわけです。

12年前の2008年には、オバマとヒラリーが争っていたんですが、隔世の感がありますねえ。実態がどうだったかはともかく、この時はまだアメリカ民主主義に対する信頼感はありました。

Facebookが急成長を遂げたり、その後に中東で革命が起きたりして、「SNSが人々をつなげ、世界を一つにする」、「世界的に民主化が進む」みたいなことが信じられていましたが、現在はむしろ逆行しているなあ・・・と思うわけです。

日本に目を移すと、菅政権が誕生して、「安倍政権のコピーみたいなことをやるんだろうな」と思っていたら、デジタル庁発足とか、携帯通話料金の引き下げとか、革新的な政策を打ち出してきて、「意外にやってくれそうだな」という期待感を抱かせてくれたかと思ったら、日本学術会議候補の任命拒否をしたり、故中曽根氏の葬儀が弔意求める通知を出したり、保守本流的なことをやってくれて物議を醸してくれました。

リベラル派も取り込むような政策を打ち出しておいて、裏側で権力を誇示していく2面的なやり方は、さすがは安倍政権下で鍛え上げられただけのことはあるなあ……と思います。
この辺は、批判一辺倒で人心掌握ができない野党とは一線を画すなあ……と思います(別に菅氏を褒めてるわけじゃないですよ!)。

2020年はコロナに始まり、コロナに終わることになりますが、そうした中で政治的にも激動の年になっています。

色々と書いてきましたけど、ふたを開けてみると、「色々とあったけど、世界はたいして良くもならなければ、悪くもならなかったなあ」くらいのところに落ち着いてしまうんじゃないかと思います。

意識高い人は、「いまこそ変革のチャンスだ!」とか言ってますし、変革できる人はできるんでしょうけど、大局的に見るとそんなに変わらなさそうだなあ……と思います。


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