東京も梅雨が明けたようですね。
沖縄は1か月以上前に明けているので、晴天は珍しくないんですが・・・
思えば、本来はこの前の4連休が東京五輪の開会にあたったはずなので、いまごろは、世界のトップアスリートたちが東京に集結して、様々な競技で競い合っていたはずなんですよねぇ。
さて、昨夜は『半沢直樹』だけでなく、『劇場版おっさんずラブ』まで放映していて、(テレビの世界では)日曜夜からおっさんがやたら元気ですねぇ。
それにしても、日曜の夜からおっさん同士濃厚接触しすぎでしょ!!!
と思います。
でも、「おっさんが輝いているのって良いなあ!」とも、一方で思います(!?)。
僕たちの年代(40代後半)くらいになると、至る所で「老害」扱いされてしまうんですよねえ・・・
でも、考えてみると、日本が悪くなったのは、われわれ以上のおっさん世代だけの責任ではないんですよねえ。
実際、今回の新型コロナにしても、高齢者の重症化率、致死率が高い一方で、感染者数は若者が多いです。
「若者が感染を広げている」とも言える。
若者は政治意識が低く、投票率も低い。
「老害」とか文句を言っていても、世の中を変えようと行動する人は少ないのです。
まあ、この傾向は現在に限ったことではないんですがね・・・
僕が新入社員の頃(20余年前)は、まだおっさんが魅力があったんですよねえ。
みんながみんなそうではなかったし、むしろ魅力があるおっさんは少数派だったんですが、まだお金がなかった時に、都心の飲食店に連れて行ってくれたり、スーツの着方や選び方を教えてもらったりと、おっさんは「大人のお作法」みたいなものを教えてくれる存在でもありました。
「若い女の子にモテモテのおっさん」というのも結構いました。
何よりも、昔のおっさんは今よりもお金を持ってましたからねえ。
いまは、飲食店でも、おっさんよりはネットの方が価値ある情報を提供してくれるし、ファッションにしてもファーストファッション全盛の時代に、「スーツの着こなし方」なんて語られても、「ウザい!」と思われてしまいますからねえ。
僕らの世代くらいからは、女性もどんどん重要な役職に登用されるようにもなったし、若くても実力があれば、どんどん昇進するようになった。
「おっさん」が恵まれていた時代は、すでに過去のものとなってしまいました。
でも、思うんですけど、若い人が「20年後、30年後には、自分もこういう風になりたいなあ」と思わせるようなロールモデルは必要だと思うんですよね。
仕事をバリバリするというのもあるし、後進をしっかり育てるというのもある。
仕事以外でも、趣味や遊びで人生を謳歌するとか、幸せな家庭を築いてそれを維持し続けるとか、おっさんにはおっさんなりの輝き方もあるんだと思うんだよねえ。
僕が言っても全然説得力はないんですけどね・・・