離島に出かけていたのでテレビも見れなかったんですけど、自宅の戻ったので、録画していた「クローズアップ現代+」を見たら、劇団四季の特集をやっていました。
東京に住んでいた頃、劇団四季の公園には5回くらい行ったので、それなりの思い入れはあるんですよね。
新型コロナで公演中止が続く中、再開へ向けた努力は並々ならぬものがあるし、社員や俳優の方々の公演を続けたいという情熱には胸が熱くなりました。
公演は再開したものの、間もなく俳優に感染者が出てしまい、さらなる対策が求められる結果になってしまいました。
先日、会社の元同僚たちとのオンライン飲み会があったんですが、売り上げも減り、在宅勤務を余儀なくされる中、みんな試行錯誤している様子でした。
そうした状況を横目に見ながら、いまの僕は、能天気に生きていますが、多少は後ろめたさもあったりします。
みんなが、何とか日常を維持しようと努力しているのに、自分は何もしなくて良いのか?
と思うところもあるんですよねぇ。
その一方で、「みんなムリしすぎじゃないの?」と思うところもあります。
沖縄に住んでいると、台風一発ですべてがムダになってしまうことがあるんですよね。
野外コンサートや劇場の公演が台風で中止になることは日常茶飯です。
2017年のAKBの総選挙は沖縄で行われましたが、雷雨で開票イベントが中止になってしまいました。
沖縄でなくても、人の力ではどうしようもないことは多々あります。
実際、僕が会社を辞める前、新商品発表会の準備をしていたのですが、BREXITが起きてしまい、メディアでほとんど取り上げてもらえず、苦労がムダになってしまったことがありました。
その他にも、コンペで勝利した(得意先の現場担当からは高い評価を得ていた)にもかかわらず、決済時に得意先の社内政治で覆されてしまい、受注を逃したこともありました。
そうした一連の出来事を経て、「どんなに努力してもダメな時はダメだ」ということを学んだんですよね。
「努力の放棄だ!」と言われるかもしれませんが、逆風が吹いている時にやる努力は、文字通り「無駄な努力」に終わってしまうことも多いんですよねぇ。
いま、僕たちは「あきらめること」を学んだほうが良いんじゃないかなあ・・・と思ったりします。
いまは、これまでみたく「努力すれば(だいたい)何とかなる」という状況ではないので、「努力をしない」という選択肢もあるし、それが賢明なこともあるんじゃないか・・・と思ったりします。