沖縄は4日間連続で新規感染者がゼロでした!
徐々に、日常生活が戻っていきそうな気配がしています。
さて、そんなわけで、久しぶりに髪を切ってきました。
美容師・理容師って、「必要不可欠な仕事」とまでは言えないかもしれないけど、それに準ずる大切な仕事だなあ・・・と思います。
さて、新型コロナウイルスの影響で、仕事に大きな影響を受けている人も多いですが、逆に「自分がこれまでやってきたことは、本当に必要な仕事なのか?」と悩んでしまっている人も多いようです。
いまとなっては死語に近いですが、以前「3K」と呼ばれる仕事が嫌がれてきました。「3K」とは「きつい」「汚い「危険」の頭文字を取った、過酷な労働環境の職場を指します。
建設、土木などの肉体労働、介護士や看護師、警察官などがその代表と見られているみたいです。
ところが、新型コロナで露呈したのが「3K」の仕事こそが世の中に不可欠で重要な仕事だということです。
こんな状況でも、絶対にやらなければならない仕事とは・・・
・医療・介護
・宅配・配送
・ごみの収集・清掃
・電気・ガス・水道等のインフラの確保
・食料の供給(農業・畜産・漁業、食品流通事業)
・その他 生活必需品、衛生関連商品の清算と流通
・交通関連(電車、バス、タクシーなど) ※人が移動しなくなっても、最低限のサービスは不可欠
・警察や消防など、社会の秩序を維持する仕事
などなどです。
大企業の本社でオフィスワークをしている人はともかく、現場でサービスを提供している人たちは、たいていが「3K」に当てはまってしまいます。
これまでは「危険」ではない仕事もありましたが、こういう仕事は感染リスクが高いので、いまは「危険な仕事」となってしまいました。
それだけでなく、概して賃金も安いんですよねえ・・・
アメリカなんかでは、この矛盾は日本以上に露呈してしまっているそうです。
こういう「必要不可欠な仕事」についている人の多くは、黒人やヒスパニックなんですが、こういう人たちが一番新型コロナに感染しやすいのに、保険に入っていなくて、感染しても病院に行けない状況なんだそうです。
オフィスワーカーの白人が新型コロナウイルスに感染して病院に搬送されると、黒人やヒスパニックが彼らのケアをしているのに気づかされる。
トランプ政権下では、そういう「必要不可欠な仕事」をしている人たちをアメリカから追い出そうとしてきたんですよねぇ。
新型コロナが収束すれば、こういう仕事の価値が見直され、待遇の改善が図られる・・・
かというと、恐らくそういうことはないと思います。
少なくとも、この社会がおかしな矛盾を抱えているということは、多少の自覚は高まるのではないかと思いますけどね・・・