老人

今年は早期退職の募集が多くて、ニュースでもよく取り上げられています。

そうした報道の中で、たまに「働かないおじさん」という言葉が出てきます。

“働かないおじさん”なぜ増加 相次ぐ40代早期退職募集

上のニュースは要点が良くまとまっていると思いますが、企業としては「早期退職の募集で働かないおじさんには辞めてもらおう」と思っても、辞めてしまうのは「働くおじさん」で、「働かないおじさん」が会社に残ってしまう・・・
というのが往々にしてある。

僕と同時期に早期退職した人も、そういう傾向はありましたねえ。

ただ、事象はそう簡単ではないと思います。

  • 出世コースに乗っていて、能力に見合った地位にある人は、早期退職には応募しない。
  • 能力はあるけど、管理職になれていない人や、管理職に向いていない人の多くは早期退職に応募している。退職後は収入が減った人の方が多いが、仕事や生活の満足感はむしろ上がっている
  • 「働かないおじさん」の多くは早期退職には応募せず、会社に残ることを選択。一部応募したおじさんは、苦労している人もいるが、第二の人生を見つけて楽しく生活している人もいる

僕自身は、会社員時代に仕事で大企業の管理職クラスの人たちと一緒に仕事する機会も多かったし、大企業で働く友人も何名かいます。

その限りで言うと、みんなちゃんと働いていたし、「やっぱり大企業の人って優秀でちゃんとした人が多いなあ」という印象を持ってます。

僕の親族はたいていが自営か中小企業勤務かなんですが、平均的な能力で言うと、大企業の人の方が高いし、おじさんになっても「使えない」という感じではないんですよね・・・

ただ、労働市場が変化して、ITだのなんだの、時代の変化に対応しなければならなくなると、若くて人件費の安い人の方が重宝されるようになるのは分かるし、中高齢者が多いいびつな構造は是正しなければならなくなるのもわかります。

ただ、中高年の会社員の多くは「働かないおじさん」ではなく、お払い箱の対象になった人の多くも、「働かない」というよりは、急速な時代変化と労働市場の需給関係の変化で、こぼれ落ちざるを得なかった人・・・という感じです。

上のFNNニュースで紹介されてましたが、アリの世界って、必ず「働ないアリ」が3割程度いるんですよね。

人間の組織がそのまま当てはまるかというのはありつつ、「働かないおじさん」を追い出しても、働くおじさんが働かなくなったり、働かないお兄さん、働かないお姉さん、働かないおばさんなんかが新たに誕生するのかなあ・・・なんて思ったりします。

いずれにしても、組織というのは機能性、合理性を究極まで追求すると機能不全に陥るものなので、どこかに組織に余裕を持たせる必要はあるんじゃないかと思うわけです。
それは「働かないおじさん」である必要はないですけどね。

ちなみに、僕自身も「働かないおじさん」化がどんどん進んでいますけど、働かずにお金を貰っているわけではないので、何の後ろめたさもありません。

セミリタイアした男は、みな「働かないおじさん」ですが、「働かないおじさん」で一括りにされるのは正直、不本意ですよ。

それはそうと、「働かないおじさん」というのはよく聞くけど、「働かないおばさん」というのはあまり聞きませんね。

実際、沖縄にいると実感するんですが、市場や飲食店でも、一生懸命働いて愛想が良いのはたいてい、おばさんです。
おじさんはあまり働かないし、接客態度も良くないんですよねぇ。
元々、男って年を取ったらあまり働きたくない生き物じゃないんだろうか・・・と思ったりもします。

会社の場合は、中高年の女性社員が少ないし、そもそもその年齢まで残っている女性社員が少なかったりしますが・・・

「働かないおじさん」の多くは若いころはバリバリ働いていたわけだから、働かないのは許容して、早々にリタイアしてもらって、その代わりおばさんがもっと働けば良いんじゃないか・・・と思います。

男の都合よい意見かもしれないけど、「女性が輝く社会」になってるんだから、っもっと中高年の女性には社会に出て輝いてほしいと思いますよ。


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