まだ海外にいて、ネットが繋がりにくいところにいるので、ブログ更新が滞りがちです。
さて、小林よしのり氏の下記の投稿が物議を醸しているのを見つけました。
小林よしのり氏の意見には、賛同できないところも多いのですが、時代の潮流に流されず、保守、革新といった立場にもこだわらず、自分の意見を持って、しっかり主張をされているところは評価しています。
いま「働き方改革」が叫ばれていますが、以前は「死ぬほど働くやつが偉い」みたいな考え方が蔓延して中で、突然、世相が変わってしまうことには、僕自身、違和感を覚えています。
ただ、いまか昔かかかわらず、「働くことってそんなに大切なことなんだろうか?」という疑問は常にありますよ。
さて、昨日参加したツアーで、ドイツ人の中年女性と知り合いました。
彼女は医者だったそうですが、仕事を辞めて旅をしているそうで、旅に出てすでに2年間(!)が経つそうです。
「仕事よりもこっちの方が大切だからねえ」と言っていました。
年齢はおそらく、40代前半じゃないかと思います。
西洋人は日本人と皮下脂肪が少ないので、年を取ると皺が寄りやすいです。
それで40代前半と判断したのですが、体も細身で、キリっとしているので、それがなければ30代前半くらいに見えたと思います。
結婚しているかどうかは分かりませんが、娘さんが2人いて、たまに旅に合流すると言っていました。
「医者を辞めて、子供を置いて長旅するなんてどうかしてる!」
日本だったら、そんな風に言われるでしょうね。
でも、僕は彼女の意見は良く分かりますし、素敵な生き方だと思います。
この女性に限らず、長期で旅しているヨーロッパ人って、結構社会的な地位の高い職業を捨てて旅している人が多いんですよねえ。
仕事が好きな人は思い切り仕事すればよいし、遊びたい人は思い切り遊べばよい。
進歩した社会というのは、それぞれの人が自由に自分のやりたいことを選択できる社会だと思います。
残念ながら、日本は経済的に働きたくなくても働かざるを得ない人が多数を占める社会になってしまっているし、今後もそれはさらに進んでいくんでしょうが……