お金お札

最近、銀行の凋落ぶりが激しいですね。

上場地銀の7割が減益・赤字

だそうです。

低金利で銀行の経営が厳しくなっている状況にあります。
それに加えて、地方は高齢化と人口減少で疲弊してますからね。
たしかに、高齢者はお金を持ってるかも知れないけど、産業が活発な地域はごく一部だし、若い人が流出して、将来性も見えない状況。

そんな状況で、地銀が衰退するのもムリはないです。

高校までは田舎に住んでいましたが、田舎では職種に完全なヒエラルキー構造がありました。

<トップ>
・県庁や市役所の公務員

<2番手>
・地方銀行の行員
・地方新聞社、テレビ局の社員
・ガス・電力・通信などの公益企業
・公共団体の職員

<3番手>
・大手企業の地方支社社員
・地元大手企業の社員

<最下層>
・中小企業の社員
・自営業
・フリーランス

<別格> 医者や弁護士などの専門職

<ヒエラルキー外> 転勤族

私の実家は自営業で、結構儲かっていた時期もあった(最終的には経営不振で廃業した)んですが、ヒエラルキー的には最下層だったので、ずっと肩身の狭い思いをしてきました。

実家がパチンコ屋を経営している知人もいて、羽振りは良かったんですが、「あのパチンコ屋風情が」みたいな扱いでしたね。

それはさておき、地方銀行の行員って、地方ではエリートで、収入も良くて安定しているので、地元では「結婚相手としても最適!」みたいな位置づけでした。

もちろん、学生の人気も高く、激戦区でした。
ただ、地銀の場合は、「コネ」という要素も大きいので、実力だけでは入れないんですけどね。
で、入行したらしたで、客回りからはじめるのですが、ノルマを課されて競争させられ、それに勝ち抜き、生き残った人が出世していく・・・
楽しい仕事には思えないんですけど、それでも人気はありました。

地位とお金は得られますからね。

東京でも、都銀やその他の大手銀行は就活ランキングで上位でしたね。
僕は理系の出身だったんですが、成績優秀な人は、ソニー、パナソニック、シャープ、東芝みたいな大手メーカを志望してませんでした。
研究室からの推薦で就職する人はいたけど、理系でも都銀を第一志望にする人は多かったですね。
あと、僕の時代はNTTとか、JRは結構人気がありました。
職種としては、SE(システムエンジニア)も人気がでてきてました。

進取の気性がある人は、外資系の投資銀行やコンサルティングファームを志望していましたが、まだ少数派でしたね。

一方、文系で人気が高かったのは、マスコミや航空会社、旅行会社あたりだったかな?

当時と比べると、だいぶ状況が変わったと思いますね。

僕自身は、銀行への就職は考えていなかったですね。
仕事があまり面白そうじゃなかったし、出世競争、人間関係、顧客対応が面倒くさそうだと思いました。
証券会社は数社回りましたが、当時はネット証券もなく、「銀行よりも格下の存在」とみなされていました。

結局、産業構造って時代によって変わっていくものなので、いまの人気産業が、20年、30年後に人気産業でいられるという保証はありません。

僕が就職してからのこの20年余年でも、
・長銀や山一證券の破綻
・大手銀行の再編
・JALの破綻
・原発事故による東電の凋落
・大手家電・自動車メーカーの不正や粉飾決算
・ネットの普及による新聞や紙媒体の凋落
みたいなことが起こっており、当時の人気企業や人気業界に就職できた人でも、その後、安泰に生きられているとは限らない。

就活生は、未来を見据えて働き先を探すべきだとは思いますが、地方はヒエラルキーが固定しているし、親や祖父母の世代は、そのヒエラルキーが頭の中で固定してしまって更新されないので、自由に就活もできない状況です。

それで、ヒエラルキーが時代に合わせて変更されず、さらに地方は硬直化し、衰退していく・・・

となってしまうんですよね。

若いときから、スキルを磨き、資本(お金)を蓄積し、時代の流れを読みながら仕事を選んでいく・・・ということが求められる時代になりました。

「いまの若い人は大変だな」と同情してしまいますよ。


2件のコメント

  1. deefe

    派手な企業や人気のある職種はほぼダメだという事がわかるなあ
    地味な優良企業じゃないと

    返信
    • bucketlist

      まあ、なかなか将来のことは見えませんからねえ。
      職業選択は難しいです・・・

      返信

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