橘玲さんと中川淳一郎さんの対談記事が出てましたが、かなり考えさせられました。

世の中は「簡単なこと」ができない人たちで溢れている

ちょうど昨日、本ブログで「優秀な人が、他人対して『自分と同じようにできるはずだ』というのは傲慢だし、間違っている」と言ったようなことを書きました

優秀な人のダメなところは「人も自分と同じようにできるはずだ」と思うこと

上の記事を読んで、優秀な人だけではなく、いわゆる「普通の人」にも当てはまることだと思いました。

思い返せば、過去にも思い当たる出来事がありました。

大学時代、全然勉強ができない中1の女の子の家庭教師をしたことがあります。
中産階級の家庭で、一見すると、本人の知的水準に問題があるようには見えなかった。
でも、何度教えても、基本的なことも全く理解できません。
一週間後にその子のところに行って、前回教えたことを思い出させると、全く覚えてないし、理解もしていない。
完全に白紙に戻っちゃうんです。
やる気も全くありませんでした。

「やる気もないし、勉強もできない」という循環を何とか解消したいと思ったし、「どちらかを解消すれば、良い循環が作り出せる」だろうと信じて、指導に当たりました。

ところが、、、

①一生懸命教えて、勉強させても、内容が理解ができず、一向に進展がない
⇒②達成感がないから、やる気も起きない。
⇒①に戻る

という繰り返しでした。

「ニワトリが先か? 卵が先か?」と言いますが。。。
やる気か? 知能か?
どっちが原因かはさておき、結局、僕の努力は完全にムダに終わりました。

その子は、外見は可愛くて、発育も良く、恋愛の話が大好きでした。
勉強を教えていても、恋愛の話をしはじめて話題を逸らしてサボろうとします。

「この子は、自分の力でなんとかしようとするより、稼げる男をつかまえて、その人に面倒見て貰った方が早いんだろうなあ・・・」と思いました。

その後、その子がどういう人生を送ったかは知りませんが、こういう子に限って、ダメ男に引っ掛かったりしがちなので、幸せな人生を送っているような気はあまりしませんが・・・(笑)

遠縁の親戚にも同じような少年がいました。
「簡単なこともできない」というレベルではなかったけど、ちょっと複雑なことになるとできなかったですね。
すぐにできないことは、それ以上やろうとはせず、放り出してしまいます。
だから、その子の能力は一向に向上しません。
彼は、いまは低賃金の肉体労働をしてますが、年上の女性を見つけて、共働きで生活してます(奥さんの方が収入が多い)。
家庭は維持できているし、子供も生まれ、何とか子供も育っているので、まあそれで良いのでしょう。

話は変わりますが、最近、沖縄は好景気で、雇用条件が改善しています。
逆に、良い人材を採用するのが難しくなっています。
ある経営者の人が「条件据え置きで募集をかけても、本当にどうしようもない人材しか応募してこなくなっている」とボヤいていました。

「どうしようもない人材」というのは、本当に基本的なこともできず、数日働いたかと思うと会社に来なくなってしまうような人なんだそうです。

小中学校時代はさておき、高校以降は、周囲は同じような学力の人たちと付き合い、会社に入っても、自分と同じくらいの一定水準のスキルを備えた人達と一緒に仕事をするから、「このくらいが世の中の一般的なレベルだろう」と勘違いしちゃうんですよね。

お金のリテラシーに関しても同様です。
・一定以上の収入があれば、貯金くらいできるだろう
・インデックス投資であれば、誰でも理解できるし、実践できるだろう
なんてこと思いがちですが・・・
実際にそれができるのは、日本国民のごく一部に過ぎないんだと思います。
世界全体で見ると、それさえできない人が圧倒的多数を占めるはずです。

こういう人に、「いまの日本は資本主義国で、誰にだって金持ちになるチャンスがあるんだから、金持ちになればいいじゃん」なんて言われても、まあムリですよ。

この世界がそういう人たちで成り立っているってことは、頭に入れておいて損はないと思います。


2件のコメント

  1. deefe

    逆にそういう人たちはコミュニケーションという超絶難しい事ができるから人生楽なのかもしれない

    返信
    • bucketlist

      コミュニケーションが上手くできているかどうかは疑問もありますが、まあ、結婚して、家庭を持って、子育てできているという点では、基本的なところはできていると言ってよいかもしれませんね。

      返信

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