日大アメフト部の選手が、関西学院大学との定期戦で危険なタックルなどの反則行為をした事件が話題になってますね。
とうとう、反則行為を行った選手が会見しました。

危険タックルの日大選手、内田監督らの指示と明言「やらなきゃ意味ないよと言われた」

案の定、監督の指示があったようですが、井上コーチという新キャラ(?)まで登場しました。

大学生にして、上からの命令と、世の中のルール、あるいは自分の良心とのジレンマに苦しめられてる姿は、胸が痛みます。
反則行為は珍しいことではないですが、それを上から指示するというのは、尋常ではないですね。
しかも、それを大学側が認めず、選手が単独で会見せざるを得ない状況に置かれるというのは、ちょっとありえないですね。

ただ、会社員であれば、似たようなシチュエーションに置かれることってたまにあります。
僕自身は、違法行為に手を染めることはなかったんですが、上からの指示で、下請け会社の納期を詰めさせられたり、値切らされたりしました。
相手の会社も忙しいし、経営状態も必ずしも良好ではなかったんですよね。
だから、ムリなことは要求しないで、十分なお金を払ってあげたいという思いがあったんですが、上の指示には断れない(少なくともその時はそう思っていた)し、自分が評価されるためには、払いを減らして、利益を増やさなければならない・・・というのもありました。

僕の場合はこの程度なんですが、僕の知っている人で、上司の横領に加担させられた人がいます。
彼は経理を担当していて、横領する書類(請求書)の処理をさせられたんですよね。
上司が横領していることには気付いていたんですが、告発もできなければ、命令を断ることもできなかった。
会社員として、居場所をなくす可能性があるからです。
結局、横領がバレて、その人も窮地に立たされました。
最終的には、上司はクビ(形式上は自己都合退職)で、僕の知人はお咎めなしとなりました。

最終的には、指示した方が裁かれ、命令に従った人は無罪になった(彼は何の利益も得ていない)わけだから、会社に自浄作用があったと考えても良いでしょう。

日大の方は、上が逃げて、下が責任を負わせられているわけですから、これよりも悪質ですね。

会社ということは、ヘンなところもたくさんあるけど、最終的には合理的な判断に向かう可能性が高いと思っています。
大学の方が、透明性がなくて、公正さに欠けるところはあるように思います。

実際、僕が大学4年の時に入った研究室は、教授が暴君だったんですが、教授には絶対服従でした。
どんなに意味のないことでも、教授に命令されたら、助教授(いまは准教授)、助手(いまは助教)、学生はそれを喜んでやらなきゃダメでした。
教授のプライベートな雑用までやらされてましたからね・・・

それはさておき、学生時代は「不正を認めてはいけない」「間違っていることは間違っているとハッキリと言うべきだ」なんて考えていましたが、社会人になってみると、それが理想論に過ぎなかったことを感じざるを得ませんでした。

会社を辞めてからは、この辺は気が楽ですよ。
誰の指示にも服従する必要もないですからね。
「仕事をくれる人には逆らえない」というのはあるかもしれないけど、別の仕事を受けられる可能性、あるいは生活するのに十分な資金があれば、断っても全然問題はありません。

閉鎖的な組織で、そこでしか生きていけないという状況で、上の理不尽な命令に従わざるを得ない・・・というのが、一番苦しいです。
個人として生きていたら、反則行為の代償は全て自分が負わなければなりませんが、人の責任を押し付けられることはありません。

タックルした学生も、矢面に立たされて可哀そうだとは思いますが、もう理不尽なことをさせられないで済むようになったと考えると、前進し、改善してるんだと思います。
彼に対しては、応援の声も多いし、潰されることはないんじゃないかと思います。
これで潰されたら、日本は救いようがないと思います。


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